...彼は迷信家で、毎朝必ず左足から部屋を出る...
...父は事故で左足を失って義脚を使っている...
...変な形の左足の靴とがピョンと食(は)みだしていた...
海野十三 「恐怖の口笛」
...痣蟹の左足の長靴と...
海野十三 「恐怖の口笛」
...もし右足の歩幅が左足よりも一分(いちぶ)でも広いとすれば...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...その上に左足をのっけていた...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...乃以レ手抜二牛左足一脱...
高木敏雄 「比較神話学」
...左足が神経痛で、少々びつこをひくやうになつた、けつかう、けつこう、足が一本になると身持がよくなる、よくならずにはゐまい(両足ともいけなくなつては、いつぞや樹明君と話しあつたやうに、自殺しなければなるまいから困る、自殺そのものには困らないけれど、後始末に困るだらうと思ふ)...
種田山頭火 「其中日記」
...その左足の下の方に山田の素人下宿があった...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...その出合頭(であいがしら)にバーッと云う様な様子で左足のチョッカイでおどりかかるところなどは人間の子供の遊びと少しもかわらない...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...左足首に骨まで通った切瘡(きりきず)――これは若い頃の悪戯(わるさ)の祟りで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...左足の跡だけで右足の方は見当らないからである...
久生十蘭 「魔都」
...左足を右膝のうえにひきあげ...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...「女優と詩人」の喧嘩のところで左足の拇指の生爪をはがした...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...其(その)右(みぎ)の耳(みゝ)と左足(ひだりあし)とを緊乎(しツかり)と持(も)つて)愛(あい)ちやんはそれを廣場(ひろば)へ持(も)つて行(ゆ)きました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...右手左足近づく時...
南方熊楠 「十二支考」
...平生は悪い方の左足を内蟇(うちがま)にしてヨタヨタと歩いていたが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...そこに又野の左足の踵(かかと)が引っかかったために...
夢野久作 「オンチ」
...一心に左足を引きずっていたようです...
夢野久作 「死後の恋」
...左足を高くうしろにあげ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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