...彼は迷信家で、毎朝必ず左足から部屋を出る...
...父は事故で左足を失って義脚を使っている...
...この子どもの左足はたいへん弱くって...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
...右足を左足のうえに軽くのせてから...
太宰治 「逆行」
...左足の関節が痛みだした...
種田山頭火 「其中日記」
...お母さんは丈夫かい?」アリョーシャは右手で左足の踵(かかと)をつまみ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「小波瀾」
...菊次さんの左足の痛みをしづめるために...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...その餘病として左足に靜脈の結滯ができて惱んだことがあつた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...手につかんだのは妹の左足の靴の踵だけ...
野村胡堂 「九つの鍵」
...旦那樣が左足が少し惡かつたので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...全身の注意を左足に集めて...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...私の左足は、錠前でとめられ、左側の窓のところに、鎖でつながれました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...少し躰を浮かせるようにして左足を地袋の上へ引き込む...
久生十蘭 「魔都」
...左足が何か柔らかい包みのようなものに乗り上げて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...其(その)右(みぎ)の耳(みゝ)と左足(ひだりあし)とを緊乎(しツかり)と持(も)つて)愛(あい)ちやんはそれを廣場(ひろば)へ持(も)つて行(ゆ)きました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...玄一郎は左足が動かない...
山本周五郎 「いさましい話」
...女の左足の痕を探したが...
夢野久作 「暗黒公使」
...イキナリ吾輩の左足にカジリ付いたんだ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...――と、彼は右足で足場をさぐり、左足を立て、そろそろ腰を浮かしはじめた...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
...右足をできるだけ前へのばし、左足をつき、上身を前へ折りまげ、両腕をさらにその先へのばす...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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