...例:「左舷に漁船が見えます」...
...例:「左舷からの風が強くて揺れます」...
...例:「左舷に駆逐艦が接近中です」...
...例:「左舷に移動してください」...
......
芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...左舷(さげん)の水平線の上には大きい鎌(かま)なりの月が一つ赤あかと空にかかっていた...
芥川龍之介 「三つの窓」
...物々しい銅鑼(どら)の響きは左舷から右舷に回って...
有島武郎 「或る女」
...もう一艘のは左舷に...
石川欣一 「比島投降記」
...左舷右舷も青貝摺(あおがいずり)...
泉鏡花 「浮舟」
...遙(はる)か左舷(さげん)に鋸山式(のこぎりやましき)のヴルカーノが見(み)える...
今村明恒 「火山の話」
...左舷(さげん)の横...
海野十三 「爆薬の花籠」
...いや、奇怪至極(しごく)だ」と、いって、しばらく考えていたが、「すると、本船の左舷横、五、六メートルのところに落ちたあの爆弾のことは、どう考えるかね」「さあ、それですよ...
海野十三 「爆薬の花籠」
...ひどく左舷へかたむき...
海野十三 「爆薬の花籠」
...船は左舷に風を受け...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...右舷左舷の至近距離に丈余の水柱を挙げ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...また左舷へ帰って室へはいって革鞄から『桂花集』を引っぱり出して欄へもたれて高く音読すると...
寺田寅彦 「高知がえり」
...再び左舷にあらわれて...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...一は左舷につりし端艇を打ち砕き...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...左舷(さげん)の舟べりに立って...
中里介山 「大菩薩峠」
...船は左舷(さげん)へぐいとなかばまわり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...船の左舷と右舷の部屋の暑さは非常な相違があるものだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...この壮観さは九時から十二時まで間断なく左舷に続いた...
横光利一 「欧洲紀行」
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