...そのうちにいつか背むしの左右に背むしが何人も現れはじめ...
芥川龍之介 「浅草公園」
...少し左右にゆらぐところまで...
海野十三 「火星兵団」
...頭を左右にふった...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...何か『獏鸚』らしきものを引張りだせるかい」「ノン――」私は首を左右に振った...
海野十三 「獏鸚」
...路の曲りの樹木の左右に放れた処から見ると...
田中貢太郎 「立山の亡者宿」
...左右に別れていた...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...またアキリュウス兩將の陣營左右に見渡して...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...石に打たれて堅剛の扉左右に飛び散りぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
......
内藤湖南 「易疑」
...胆吹(いぶき)の山つづきを左右に見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...左右に回(めぐ)らしてある壁も尋常ではない...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...左右に分れて客を呼んで居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「御用だ」「神妙にせい」ガラッ八と重吉は左右に分れました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...レックミア侍従が警戒して首を左右に振り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...思ひ出の靄の扉を左右にふり棄てゝ...
牧野信一 「「尾花」を読みて」
...源氏の供の者が手伝ったのではじめて扉が左右に開かれた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...紙を左右にひろげながらみていったが...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...この内城の大西門内にも左右に銃剣の列が光つてゐた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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