...今巡錫(じゆんしやく)中の本願寺法主(ほつしゆ)を抱き込んでをるから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...門額の大字に点(とも)す蝸牛(かぎゅう)かな主客閑話ででむし竹を上るなり明治三十九年五月三十日大谷(おおたに)句仏(くぶつ)北海道巡錫(じゅんしゃく)の途次来訪を機とし...
高浜虚子 「五百句」
...梅津の邊を巡錫(じゆんしやく)して...
高山樗牛 「瀧口入道」
...鳥羽(とば)わたり巡錫して...
高山樗牛 「瀧口入道」
...弘法大師の巡錫していると云う四国八十八箇所の納経(ふだ)所納経所を目的(めあて)に尋ねて往った...
田中貢太郎 「長者」
...巡錫(じゅんしゃく)の打ち合せなどを済ました後(あと)...
夏目漱石 「初秋の一日」
...エロニモ様北国御巡錫(ごじゅんじゃく)のとき...
野村胡堂 「十字架観音」
...能登迄日像自身が巡錫した跡が見ゆるのみならず...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...其外一遍の弟子の宿阿尊道といふ僧も陸中邊まで巡錫した...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...西國にも巡錫して居る...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...二祖眞教が備後と伊豫に巡錫した位のもので...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...即ち一遍上人の此巡錫を因縁として出來たとの傳説である...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...なにがしとやらいう高徳のひじり(聖)が巡錫(じゅんしゃく)して来たとき...
山本周五郎 「似而非物語」
...東福寺を出て諸国を巡錫(じゅんしゃく)し...
吉川英治 「新書太閤記」
...ご巡錫(じゅんしゃく)でも思い立たれて」「いやなに...
吉川英治 「親鸞」
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