...今の公園地の前の大川縁(おおかわべり)に...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...大川縁ヲ傳ヒ北方ニ...
海野十三(佐野昌一) 「寺田先生と僕」
...むこうの方の川縁に時とすると黒い大きな物があがって...
田中貢太郎 「怪談覚帳」
...藤枝といっしょになって利根川縁(べり)の方へ追って往ったが...
田中貢太郎 「女賊記」
...郡奉行(こおりぶぎょう)の平兵衛は陣笠(じんがさ)陣羽織(じんばおり)姿(すがた)で川縁(かわべり)へ出張して...
田中貢太郎 「水面に浮んだ女」
...二人はその板橋を右に見て江戸川縁の方へ出て往った...
田中貢太郎 「花の咲く比」
...その手が水に浸ったことのある川縁に彼女を求めた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...川縁(かわっぷち)のどよめきに気を取られてしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...川縁(かわべり)はいつか...
夏目漱石 「草枕」
...それからだんだん歳がたつて、沼は田甫(たんぼ)になるし、家の数は増えて来るし、まるつ切りこの村が変つて了つた、今からおよそ百年も前ぢやが、あの川縁へ、跛(びつこ)の一ツ目小僧が出たのぢや...
野口雨情 「黄金の甕」
...江戸川縁(べり)を歩いて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何にか變つたことでもなかつたでせうか」「御町内から江戸川縁(べり)の娘達を集めて盆踊りの催(もよほ)しがあつたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...塀を隔てて江戸川縁(べり)の花の林(こずえ)は一刷(ひとはけ)に淡く...
正岡容 「巣鴨菊」
...通れそうもない岸があると川縁の氷の上をまわつてゆくが...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...ヤッとの思いで両国の川縁(かわぶち)まで来た...
夢野久作 「冥土行進曲」
...ここは保津川の川縁(かわべり)...
吉川英治 「剣難女難」
...身を沈めたというのは嘘か」「川縁(べり)の下駄も...
吉川英治 「無宿人国記」
...一度は千曲川縁の小さな鑛泉宿で...
若山牧水 「樹木とその葉」
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