...今の公園地の前の大川縁(おおかわべり)に...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...少しの間矢張りこの学校にゐましたときこの学校にゐたHと云ふ先生が私が長崎からかへつたときには波多江(はたえ)と云ふ処の小学校の校長になつて私の通つてゐる学校から半里ばかり先きの川縁の学校にゐました...
伊藤野枝 「嘘言と云ふことに就いての追想」
...大川縁ヲ傳ヒ北方ニ...
海野十三(佐野昌一) 「寺田先生と僕」
...残りの半数が利根川縁の川俣へさしかかる頃には夜が明けた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...藤枝といっしょになって利根川縁(べり)の方へ追って往ったが...
田中貢太郎 「女賊記」
...平三郎も父といっしょに川縁(かわべり)へ出ていた...
田中貢太郎 「水面に浮んだ女」
...二人はそうして多摩川縁(たまがわべり)の停留場におりて...
田中貢太郎 「一握の髪の毛」
...其処を出て河津川縁(べり)に往き...
田中貢太郎 「火傷した神様」
...川縁の柳の蔭には...
徳田秋声 「足迹」
...時々高貴織りの羽織などを引っかけて川縁(かわべり)などを歩いているその姿を...
徳田秋声 「爛」
...川縁(かわっぷち)のどよめきに気を取られてしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...余は晩餐前に公園を散歩するたびに川縁(かわべり)の椅子(いす)に腰を卸して向側を眺(なが)める...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...川縁を通るものが一人もなくなつて了つたのぢや...
野口雨情 「黄金の甕」
...江戸川縁(べり)を歩いておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...唱(妻)が川縁の猫柳の根元を狙つてゐた...
牧野信一 「剥製」
...仁王門から川縁を伝つて音無宿までの三里の堤を口笛を吹いて飛ばしたのだが...
牧野信一 「剥製」
...ここは保津川の川縁(かわべり)...
吉川英治 「剣難女難」
...川縁(かわべり)へ駈けだして行くと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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