...首だけ出して犬が川を渡るような恰好(かっこう)をして川を上ったり下ったりしていました...
竹久夢二 「誰が・何時・何処で・何をした」
...・別れて来た道がまつすぐ酔うて急いで山国川を渡る・つきあたつてまがれば風・別れきてさみしい濁酒(ドブ)があつたタダの湯へつかれた足を伸ばす十一月十八日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...千曲川を渡る、村上橋は堂々たるものである、もう長野は遠くない...
種田山頭火 「旅日記」
...川を渡る間中、落ちつかない様子で、普通に地面に坐るのとはちがふ感じにぺつたり船底に腰をつけて時々中空に鼻を上げて、何かの匂を嗅いでゐた犬は、房一が自転車を持ち上げるのと同時に、足の下からさつと河原にとび降りて、そこら中を駆けまはつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...死んで三途(さんず)の川を渡るのも...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして蒸気の力というものは、単に船と車にばかり応用するものではない、川を渡るにも、水を汲むにも、山を登るにも、田を耕すにも、銅鉄の荒金を精錬するにも、毛綿の糸縄を紡績するにも、材木をきるにも、あらゆる器具を作るにも、すべてこの力を応用し、職人は自分自身手を下さないでも、機関の運転に気をつけてさえいれば済む、そうして一人の力で、楽々と数百人に当る働きを為すことができるのだ――こういうような説明を、実験のあとで聞かされた時に、誰しもその荒唐を疑うの勇気がありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...ローマの将軍がこの川を渡ることは禁じられていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...途中でひたひたの稲瀬川を渡る時は...
水上滝太郎 「九月一日」
...あん子が川を渡ると...
室生犀星 「神のない子」
...川を渡るところ木柱一株をたつ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そいつは塩を背負って川を渡る途中...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...町はずれの小川を渡ると坂路にかかるがそこからが陶郷である...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...また川を渡るのに初めはびちゃびちゃ水の中を歩いているが...
柳田國男 「地名の研究」
...いずれもこれを食べぬうちに川を渡ると...
柳田国男 「年中行事覚書」
...鹿が阿武隈川を渡ることや...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...閖上(ゆりあげ)で川を渡ると...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...桑原から澤渡へ越す所で一囘王瀧川を渡る...
吉江喬松 「山岳美觀」
...熊野川を渡る...
吉川英治 「随筆 新平家」
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