...巌穴(いわあな)へでも...
泉鏡花 「悪獣篇」
...巌穴(いはあな)に隠(かぐ)ろふ蟹(かに)を...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...同志の赤羽巌穴が何でもない病気で獄死した...
大杉栄 「続獄中記」
...巌穴(いわあな)に匿(かく)れている者まで捜し出して...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...瀑下の右になった窈黒な巌穴から松の幹のような大蛇が半身をあらわして...
田中貢太郎 「蛇怨」
...さりとて巌穴(がんけつ)の間(かん)に清節を保つの高風もない...
中里介山 「大菩薩峠」
...蛇に随って巌穴に入り...
南方熊楠 「十二支考」
...夫を勧めて共に往きその蛇に随って巌穴に入り...
南方熊楠 「十二支考」
...山中の谷、森、岩、凄まじき所山の上、巌穴の間に、神聖なる隠遁者等分かれゐる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
便利!手書き漢字入力検索