...山嶽よりも古い誤謬(ごびう)である...
芥川龍之介 「解嘲」
...……鼓ヶ嶽の松風と...
泉鏡花 「歌行燈」
...駒、御嶽、八ガ岳の諸峰か...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...二人は嶽中にあって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...み吉野(えしの)の袁牟漏(をむろ)が嶽(たけ)四に猪鹿(しし)伏すと...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...げに山嶽の百鬼夜行とも云ふべき...
大町桂月 「碓氷峠」
...相馬山や、榛名富士や、烏帽子嶽や、鬢櫛山や、硯嶽や、掃部嶽や、湖をめぐりて、それ/″\秀容をあらはす...
大町桂月 「冬の榛名山」
...北に當りて、伊豫ヶ嶽、山骨を露はして、大鵬の將に飛ばむとするが如し...
大町桂月 「房州の一夏」
...兎に角今日の河嶽英靈集は殘缺した本で...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...然し四明が嶽の絶頂で...
長塚節 「旅行に就いて」
...美濃の御嶽(おんたけ)村の土屋某...
南方熊楠 「十二支考」
...そこで維嶽は宇野明霞の門に入り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...経(けい)を漁村、竹逕(ちくけい)の海保氏父子、島田篁村(こうそん)、兼松石居(せききょ)、根本羽嶽に、漢医方を多紀雲従(うんじゅう)に受け、師範学校において、教育家として養成せられ、共立学舎、慶応義塾において英語を研究し、浜松、静岡にあっては、あるいは校長となり、あるいは教頭となり、旁(かたわら)新聞記者として、政治を論じた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...御嶽の裏山! 年々飛騨路から多少の登山者はあるとは聞いたが...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...賤ヶ嶽からこれまで...
吉川英治 「新書太閤記」
...天地にたゞ獨り寂しく聳えて四方の山河を統(す)ぶるに似た偉大な山嶽を讚めたゝふることが出來るであらう...
若山牧水 「樹木とその葉」
...永滞在のつれ/″\に私は折があればその尾根に登つてこの燒嶽の煙を見ることを喜んだ...
若山牧水 「樹木とその葉」
...当山の開祖伝教(でんぎょう)大師の遺骨を納めてあるという浄土院へゆく路と四明ヶ嶽へ行く路との分れ目の所に一軒の茶店のあるのが眼についた...
若山牧水 「青年僧と叡山の老爺」
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