...北の方嶮崖(けんがい)を下る八...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...数十丈の嶮崖を下らねばならぬ...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...少々先きの嶮崖を下れば...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...どこかの山中の嶮崖(けんがい)を通る鉄道線路の夜景を見せ...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...流の中に嶮崖を飛びおる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...嶮崖(けんがい)が彼の周囲に現われてきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...嶮崖は海岸線から稍々遠く距つて...
濱田耕作 「温泉雜記」
...浅間しい内乱が生ずるより他に道のない嶮崖に私達は到達したわけであつた...
牧野信一 「川を遡りて」
...森を三つばかり越えた嶮崖の一端に西洋風のホテルがあつた...
牧野信一 「スプリングコート」
...かけ上る駒の蹄に踏み散らす雲霧のあはひを見れば一歩の外己に削りたてたる嶮崖の底もかすかなることおそろし...
正岡子規 「かけはしの記」
...嶮崖急河が深山の威嚴を守るごとく...
横瀬夜雨 「花守」
...嶮崖(けんがい)の要害(ようがい)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...削り下した嶮崖の中に一筋の繩のきれが引つ懸つた形にこびりついてゐるその村の下を流れる一つの谷があつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...千曲川に臨んだ嶮崖のとつぱなの一軒家で...
若山牧水 「樹木とその葉」
...淵の上にはこの數日見馴れて來た嶮崖が散り殘りの紅葉を纏うて聳えて居る...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...先づ嶮崖(けんがい)を攀登(はんとう)して其登(のぼ)るを得べき事を示(しめ)す...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
...嶮崖(けんがい)を降(くだ)り渓流を素(もと)めて泊(はく)せんとす...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
...丘を攀登(ばんと)して岩下に近(ちか)づかんとするも嶮崖(けんがい)頗甚し...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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