...そこは嶮岨な屏風岩の上であった...
海野十三 「軍用鮫」
...弱き女子供は恐る/\靜に歩み、危き場所は人に扶けらるゝを以て、却つて怪我せざるが、路伴となれる三客の中の二客は、身體矯捷、嶮路を輕視す...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...馬の脊などの嶮も...
大町桂月 「碓氷峠」
...湯本(ゆもと)は信濃に越るの嶮路(けんろ)あるのみ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...空の藍碧(らんぺき)は透徹(すきとほ)るばかりに黒く嶮しき山嶺を包み...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...嶮要のペーダソス市に住む者を――又ピュラコスの逃げ行くを 35打ちて倒せりレーイトス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...染福の銀子を見る目が嶮(けわ)しく光り...
徳田秋声 「縮図」
...その高道にしてかつ峻嶮なる多く世界に見ざるところなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...嶮岨(けんそ)巌窟(がんくつ)の嫌ひなく平地の如くに馳せ下り...
柳田国男 「山の人生」
...流し元にいたお霜が嶮しい顔をして彼の傍へ寄って来た...
横光利一 「南北」
...何思ったのか二人の方に向って嶮しい顔つきをして降りて来た...
横光利一 「馬車」
...」外交官の歎願の様子が次第に嶮しい表情に変って黙ってしまった...
横光利一 「旅愁」
...よほど嶮(けわ)しい所であるな」「山の嶮しさより...
吉川英治 「江戸三国志」
...「ここに斜谷(やこく)の天嶮(てんけん)あり...
吉川英治 「三国志」
...そこの嶮(けん)を突破すれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...狼山(おおかみやま)や太平山の嶮(けん)に囲まれ...
吉川英治 「新書太閤記」
...道は嵯峨(さが)村の本道から登るよりもはるかに嶮(けわ)しい...
吉川英治 「新書太閤記」
...岩山の岩の荒肌ふき割りて噴き昇る煙とよみたるかもわが立てる足許広き岩原の石の蔭より煙湧くなり平湯温泉噴火の煙の蔭を立去ると我等はひた下りに二三里に亘る原始林の中の嶮しい路を馳せ下った...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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