...間關崎嶇...
秋月種樹 「南洲手抄言志録」
...峰の形峻厳崎嶇(しゅんげんきく)たりとぞ...
泉鏡花 「一景話題」
...われとわが人生の崎嶇(きく)を味わいみるのも...
伊藤左千夫 「去年」
...崎嶇(けわしき)は易(やす)くせられ...
内村鑑三 「聖書の読方」
...わざと往き来の淋しい崎嶇(きく)たる岨道(そばみち)を...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...遥か聖ジャイルス教会の鐘楼へかけての崎嶇(きく)たるシルウェットが...
中島敦 「光と風と夢」
...崎嶇とも之を踏むに...
長塚節 「草津行」
...汝は峻険崎嶇(きく)たる山径を攀(よ)じ...
新渡戸稲造 「武士道の山」
...全体が崎嶇たる地形の内ポケツトに深々と抱かれてゐたから街道を往来する人々の眼にさへも...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...不具者のような形態が崎嶇(きく)として枝をまじえていた...
室生犀星 「生涯の垣根」
...一つの路(みち)は崎嶇(きく)たる石山(いしやま)の巓(いたゞき)に攀(よ)ぢ登り...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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