...二葉亭の若辰の身振(みぶり)声色(こわいろ)と矢崎嵯峨の屋の談志の物真似テケレッツのパアは寄宿舎の評判であった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...寺か女か9・8(夕)むかし嵯峨に独照といふ僧が居た...
薄田泣菫 「茶話」
...それから四人で車を連ねて嵯峨に向ふ...
高濱虚子 「俳諧師」
...『愚僧(ぐそう)が庵(いほり)は嵯峨の奧にあれば...
高山樗牛 「瀧口入道」
...嵯峨の屋などといふ人達が書いてゐた...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...嵯峨行(さがゆき)の弁解をさせましょうか...
田山花袋 「蒲団」
...「嵯峨(さが)や御室(おむろ)」で馴染(なじみ)の「わたしゃ都の島原できさらぎという傾城(けいせい)でござんすわいな」の名文句から思い出の優婉(ゆうえん)な想像が全く破れる...
中里介山 「大菩薩峠」
...嵯峨たる老松は水の上に腕を差し伸し...
久生十蘭 「魔都」
...二条良基の『嵯峨野物語』に...
南方熊楠 「十二支考」
...はるばる嵯峨(さが)へまで訪問に出かけるのをこのごろの仕事にしているという噂が源氏の耳にはいると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...二条の院に着いた源氏はしばらく休息をしながら夫人に嵯峨(さが)の話をした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御堂のあたりの嵯峨野の秋のながめの美しさに半分は心が惹(ひ)かれて集まった人なのであろうが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...晩年出家をされ籠(こも)っておいでになった嵯峨(さが)の院もまた六条院ものぞいて見る者は皆おさえきれず泣かされたものです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それはすでに亡き父帝後嵯峨の偏愛の異常さであろう...
吉川英治 「私本太平記」
...後嵯峨からうけた厖大(ぼうだい)な所領もあったが...
吉川英治 「私本太平記」
...嵯峨(さが)の寺だが」「寺ならなにも」――と大蔵は立って...
吉川英治 「私本太平記」
...嵯峨の夢窓国師のもとへ出かけて行った...
吉川英治 「私本太平記」
...現に庭先を圍んでゐる篁の竹などもわざ/\嵯峨から持つて來て植ゑたものなのださうだ...
若山牧水 「樹木とその葉」
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