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芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...碓氷(うすひ)山上よりつらなる妙義(めうぎ)の崔嵬(さいくわい)たるを望んで曰(いはく)...
芥川龍之介 「病牀雑記」
...その筆勢にかなう磊嵬(らいかい)たる意気の噴出でないものはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...漢語には崔嵬(さいかい)とか(さんがん)とか云って...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...路易のとなりに腰かけてゐた嵬(たかし)といふ一人の友人が冗談のやうに彼に耳打ちした...
堀辰雄 「顏」
...「――嵬んだ」薄暗いやうな階段の中途で...
堀辰雄 「顏」
...嵬たちはときどき彼のところへ遊びに來ることはあつても...
堀辰雄 「顏」
...そこへ嵬がひよつくり訪ねてきた...
堀辰雄 「顏」
...自分の前に荒々しくペンを走らせてゐる嵬の亢奮したやうな顏を...
堀辰雄 「顏」
...また嵬になつたりした...
堀辰雄 「顏」
...そこで彼は嵬が惡い病氣に罹つたといふ噂などを聞きたくもないやうな顏をして聞いてゐた...
堀辰雄 「顏」
...そしてこれまで飮んだこともないやうなウイスキイを炭酸水で割つて(彼はそれが嵬の習慣であつたことを思ひ出しながら)...
堀辰雄 「顏」
...さういふ言ひやうのない混亂は嵬が遠くにゐればゐるほど路易の中でややこしくなつた...
堀辰雄 「顏」
...嵬はぢいつと彼を見つめた...
堀辰雄 「顏」
...嵬が炭酸水で割つたウイスキイを飮むのを見ながら...
堀辰雄 「顏」
...それは嵬だつた...
堀辰雄 「顏」
...路易も嵬のするやうにしてウイスキイを飮んだ...
堀辰雄 「顏」
...帝(みかど)出奔(しゅっぽん)して馬嵬(ばかい)に薨(こう)ず...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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