...上滝嵬(かうたきたかし)これは...
芥川龍之介 「学校友だち」
......
芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...今は只浮石の崔嵬たる荒原と爲れり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...踏臺(ふみだい)に嵬然(くわいぜん)として腰(こし)を掛(か)けた……んぢや...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...峯巒四面欝崔嵬...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...左に崔嵬たる相馬山あらはる...
大町桂月 「冬の榛名山」
...自家の磊嵬に濺(そそ)ぐものとも思われないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...漢語には崔嵬(さいかい)とか(さんがん)とか云って...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...而シテ文士才人ヲシテ長ク魂銷シ腸摧ケシムルモノハ特リ馬嵬ト青塚トニ在リ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「青塚ノ説」
...路易のとなりに腰かけてゐた嵬(たかし)といふ一人の友人が冗談のやうに彼に耳打ちした...
堀辰雄 「顏」
...自分の前に荒々しくペンを走らせてゐる嵬の亢奮したやうな顏を...
堀辰雄 「顏」
...さういふ言ひやうのない混亂は嵬が遠くにゐればゐるほど路易の中でややこしくなつた...
堀辰雄 「顏」
...路易は嵬に會つてゐる間だけ...
堀辰雄 「顏」
...嵬はぢいつと彼を見つめた...
堀辰雄 「顏」
...その時は娘のためにどうにかして嵬を引張つて行つてやりたいやうな氣持であつたことは...
堀辰雄 「顏」
...それは今夜ひよつとしたら何處かで嵬が娘と出會つてそのまま娘を引張つて行つたのではあるまいかといふおよそ根も葉もない妄想だつたのだつた...
堀辰雄 「顏」
...そして嵬をときどき娘のやうな目つきで見上げた...
堀辰雄 「顏」
...筑前の千振山(ちふりやま)等四面に崔嵬繚繞(さいくわいれうぜう)して雲間に秀突せり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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