...表(おもて)の摺切(すりき)れた嵩高(かさだか)な下駄(げた)に...
泉鏡太郎 「艶書」
...かえって嵩高(すうこう)に感ぜられる...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...伝兵衛は膨(ふくら)まつた懐中(ふところ)から嵩高(かさたか)な金包(かねづつみ)を取り出して...
薄田泣菫 「茶話」
...そして執事を通じてその嵩高(かさだか)の原稿を伯爵の手もとまでさし出した...
薄田泣菫 「茶話」
...少し大袈裟に言つたら十二頭の駱駝(らくだ)の背に積み分けてもいゝ程嵩高(かさだか)な書物で...
薄田泣菫 「茶話」
...クレプ・ド・シンの嵩高(かさだか)な羽根布団(はねぶとん)が思いきり派手なのと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...忽(たちま)ち恐ろしく嵩高(かさだか)な...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...」お庄はあまり嵩高(かさだか)なような気がして...
徳田秋声 「足迹」
...嵩高(かさだか)な原稿を持ち込んで来たのが...
徳田秋声 「仮装人物」
...嵩高な女神の端正さを持った俊子の上半身が...
豊島与志雄 「月明」
...祕傳書と言つた嵩高(かさだか)なものは素より...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...秘伝書といった嵩高(かさだか)なものはもとより...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...嵩高(かさだか)な桑の葉を運ぶのだつた...
長谷川時雨 「桑摘み」
...嵩高(かさだか)になる荷は持っていられぬからである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...私は荒縄で締めくゝつた嵩高(かさだか)の幾束かを求めないわけにゆかなかつた...
柳宗悦 「和紙十年」
...内国貨物及び比較的小なる価値を有つものではあるが嵩高(かさだか)の貨物の価格が...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...嵩高なかつ最も有用な貨物から成っている所の...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...それは穀物の如き嵩高な貨物をより遠い航海で送ることの費用のより大なるためであり...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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