...嵎(ぐう)を負う虎...
泉鏡花 「薄紅梅」
...川島の名は粛親王(しゅくしんのう)の姻親として復辟(ふくへき)派の日本人の巨頭として嵎(ぐう)を負うの虎の如くに今でも恐れられておる...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...依然信州の山河に盤踞(ばんきょ)して嵎(ぐう)を負うの虎の如くに恐れられておる...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...あたかも猛虎の嵎(ぐう)を負うがごときの形勢なるがゆえに...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...あるいは猛虎の嵎(ぐう)を負うがごとく退守することあるも...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...北方に嵎(ぐう)を負うて信長を畏怖(いふ)させていた上杉謙信の血が...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの片嵎(へんぐう)にゐて...
吉川英治 「折々の記」
...嵎(ぐう)を負うて...
吉川英治 「新書太閤記」
...越前の柴田軍が嵎(ぐう)を負う虎の如く...
吉川英治 「新書太閤記」
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