...咽喉(のど)の呼吸を突崩す...
泉鏡花 「歌行燈」
...縫ぐるみを崩すと...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
......
今村恒夫 「歩哨戦」
...△其實人心を買ひ崩す然るに之を四十八萬兩の金を以て樂々と手に入ると云ふのだ...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...崩すとも仕舞切(しまいきり)にいたすとも...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...決して相好を崩すということがない...
豊島与志雄 「白木蓮」
...無論自分の前にゐる令嬢の遠慮と沈黙を打ち崩すにあつた...
夏目漱石 「それから」
...山を崩すと云う考を起す代りに隣国へ行かんでも困らないと云う工夫をする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...鳥子の疑を突き崩すだけの材料を集めて居たのです...
野村胡堂 「音波の殺人」
...大店(おおだな)の主人らしい冷静と品位を崩すまいと骨を折ってるような何となく痛々しい四十五六年輩の男でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...汚れた土を崩す事は気安めではない大きい冷い屋根を引つぺがへして浪の泡沫をふりかけやうか!それとも長い暗いトンネルの中へ鎖の鍵を持つてゐるムカデをトコロテンのやうに押し込んでやらうか!奈落にひしめきあふ不幸な電気人形よ波を叩いて飛ぶ荒鷲のツバサを見よ海よ海!海には自由で軽快な帆船がいつぱいだ...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...折角の姿勢と未曾有の恍惚状態を崩すのが惜しまれて尚も微動さへ浮べなかつた...
牧野信一 「夜見の巻」
...故に競い掛かりて切り崩す...
南方熊楠 「十二支考」
...又今切角お久美さんの心の前に美くしく現われて居る蜃気楼を自分の一言で打ち崩す事も出来なかった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...三味線を崩す者は団平といい...
山本笑月 「明治世相百話」
...「崖へのぞんで、岩を崩すな...
吉川英治 「源頼朝」
...膝を崩すこともゆるされない...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...そうして遂に惟政に対する信長の信頼の念を突き崩すことに成功したのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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