...崩したアンチョヴィをすりばちですりつぶす...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...このショックは勿論浪(なみ)のように彼女の落ち着きを打ち崩した...
芥川龍之介 「春」
...源助はニタリ/\相好を崩して笑ひ乍ら...
石川啄木 「天鵞絨」
...おそらくこの子自身にとっては単なる疑惑に過ぎなかったのでしょう……ある日ブライアン・カルヴァートは体調を崩して部屋で寝ていました...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...またまた山を崩し...
中里介山 「大菩薩峠」
...土蔵の壁まで崩しましたよ」「そんな場所じゃあるまい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...千兩箱を崩したり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...月々なし崩しの金額をも極(き)めて再び出京したが...
二葉亭四迷 「平凡」
...この方が楽にお相手が出来ますから――」と、膝を崩して、長崎風のしっぽく台に、左の肱(ひじ)さえつくのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...教場でむつかしい顔ばかりしていた某教授が相好(そうごう)を崩して笑っている...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...ええ」彼はまるい顔をにこにこと崩し...
山本周五郎 「雨あがる」
...なるほどおれは身を持崩している...
山本周五郎 「落ち梅記」
...肴をつまみ給え」「…………」「膝を崩したらどうです」東湖は大きく胡座(こざ)し...
山本周五郎 「新潮記」
...いつも被布(ひふ)を着て崩したことがない...
吉川英治 「魚紋」
...七ヵ所の集結を崩して逃げた...
吉川英治 「三国志」
...直義はつい気を崩した...
吉川英治 「私本太平記」
...斬り崩してはまた引き揚げ...
吉川英治 「新書太閤記」
...早くも砂を崩して川底から離れだした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??