...崑崙山嶺の紅焔(ぐえん)を圧倒するようになった...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...君聞かずや胡笳(こか)の声最も悲しきを紫髯緑眼(しぜんりよくがん)の胡人吹くこれを吹いて一曲なほ未だ終らざるに愁殺す楼蘭征戍(ろうらんせいじゆ)の児涼秋八月蕭関(せうかん)の道北風吹き断つ天山の草崑崙山(こんろんさん)の南...
中里介山 「大菩薩峠」
...あいにくにもこの際、この男に向っては、セント・エルモス・ファイアーというようなものも飛びつかず、ファイアーの方でも、うっかり飛びつかない方が無事だと思ったものでしょう、絶えて異象を現わすことはなかったのですから、この黒漆崑崙が、何も目的あって、いずれに向って飛び出したのだか、一向わかりませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...北に崑崙(コンロン)...
久生十蘭 「新西遊記」
...西蔵境の崑崙山脈に降つてゐる雪の様に感ぜられる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...○拿破崙(ナポレオン)第一世...
箕作秋坪 「教育談」
...これに似た話ラヤードの『波斯(ペルシア)スシヤナおよび巴比崙初探検記(バビロンしょたんけんき)』(一八八七年版)にクジスタンで馬が獅を怖るる事甚だしく獅近処に来れば眼これを見ざるにたちまち鼻鳴らして絆を切り逃げんとす...
南方熊楠 「十二支考」
...『山海経』に〈崑崙(こんろん)山西北に山あり...
南方熊楠 「十二支考」
...崑崙(コンロン)人が種を携えて漂着したと古記にはあるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...崑崙茶がドンナお茶か見当が付けば...
夢野久作 「狂人は笑う」
...実は僕も崑崙茶の成分なんか知らないんですがね...
夢野久作 「狂人は笑う」
...崑崙茶の風味に耽溺(たんでき)し過ぎたので...
夢野久作 「狂人は笑う」
...崑崙山脈一帯に叢生(そうせい)するお茶の樹というのは...
夢野久作 「狂人は笑う」
...いつとはなしに崑崙茶の風味がわかって来る...
夢野久作 「狂人は笑う」
...しかしどっちにしてもこの崑崙茶の味を占めた奴はモウ助からないそうです...
夢野久作 「狂人は笑う」
...崑崙山の麓で使い棄てた緑茶の出(だ)し殻(がら)から精製した白い粉末で...
夢野久作 「狂人は笑う」
...錫崙(セイロン)の土も新嘉坡(シンガポオル)と同じく赤く...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...『東征伝』によれば、随行の弟子は、揚州白塔寺僧法進、泉州超功寺僧曇静、台州開元寺僧思託、揚州興雲寺僧義静、衢州霊耀寺僧法載、竇州開元寺僧法成、その他八人の僧と、藤州通善寺尼智首、その他二人の尼と、揚州優婆塞(うばそく)潘仙童、胡国人安如宝、崑崙国人軍法力、瞻波(せんば)国人善聴、その他を合わせてすべて二十四人であった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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