...このとき崑崙(こんろん)山上の大火はまだ熄(や)んでいず...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...もう一度このへんの雪線が少しばかり低下して崑崙(こんろん)の氷河が発達すると...
寺田寅彦 「ロプ・ノールその他」
...君聞かずや胡笳(こか)の声最も悲しきを紫髯緑眼(しぜんりよくがん)の胡人吹くこれを吹いて一曲なほ未だ終らざるに愁殺す楼蘭征戍(ろうらんせいじゆ)の児涼秋八月蕭関(せうかん)の道北風吹き断つ天山の草崑崙山(こんろんさん)の南...
中里介山 「大菩薩峠」
...北に崑崙(コンロン)...
久生十蘭 「新西遊記」
...西蔵境の崑崙山脈に降つてゐる雪の様に感ぜられる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...崑崙茶の由来ですか...
夢野久作 「狂人は笑う」
...崑崙茶がドンナお茶か見当が付けば...
夢野久作 「狂人は笑う」
...実は僕も崑崙茶の成分なんか知らないんですがね...
夢野久作 「狂人は笑う」
...この崑崙茶の一件なのです...
夢野久作 「狂人は笑う」
...キット崑崙茶を飲みたいというところまで...
夢野久作 「狂人は笑う」
...歴史以前に崑崙国といって...
夢野久作 「狂人は笑う」
...それが崑崙茶の新芽を恭(うやうや)しく受取って...
夢野久作 「狂人は笑う」
...入れ代り立ち代り捧げ持って来る崑崙茶の霊効でもって...
夢野久作 「狂人は笑う」
...しかしどっちにしてもこの崑崙茶の味を占めた奴はモウ助からないそうです...
夢野久作 「狂人は笑う」
...四五遍も崑崙茶を飲みに行くうちには...
夢野久作 「狂人は笑う」
...それ程左様にこの崑崙茶が...
夢野久作 「狂人は笑う」
...錫崙(セイロン)土人其他(そのた)種種(いろいろ)に分(わか)れて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...崑崙などわが国の先儒の仕事を継承し完成するという意識をもってなされた...
和辻哲郎 「孔子」
便利!手書き漢字入力検索