...諸の山と崗とは夷(たいら)げられ...
内村鑑三 「聖書の読方」
...花崗岩(みかげいし)の板を贅沢に張りつめたゆるい傾斜を上りつめると...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...停車場近くの神社で花崗石(みかげいし)の石の鳥居が両方の柱とも見事に折れて...
寺田寅彦 「静岡地震被害見学記」
...そのときにいつも目の前の夕やみの庭のまん中に薄白く見えていたのがこの長方形の花崗岩(かこうがん)の飛び石であった...
寺田寅彦 「庭の追憶」
...ちょうど花崗石(かこうせき)の挽臼(ひきうす)の下になったようにうめき声を出した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...花崗岩を爆裂させた趾のやうな白い所が幾つも見える...
長塚節 「旅の日記」
...湯崗子(とうこうし)は温泉場だと橋本のプログラムの中にちゃんと出ているのだから...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...それ等の建造には初期キリスト教の寺院を破壊してその円柱(大理石・花崗岩)などを利用したものが多かった...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...花崗(かこう)岩の霊廟を石炭ショベルで破壊せんと企てた馬鹿さ加減以上であることは...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...甲斐性なしだから……」井戸端の花崗岩(みかげいし)に腰をおろすと...
火野葦平 「花と龍」
...高い花崗石(みかげいし)の崖と...
火野葦平 「花と龍」
...デュアルやユエルゴアの森にも又はコルナヴァイユの花崗岩のしんにも今日まで残っている狂暴な叫びごえの A'hr bleiz! A'hr bleiz! はその頃始終きこえていた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「髪あかきダフウト」
...崗(かう)高からず...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...花崗石(みかげいし)を塗り込めた敲(たた)きの庭まで...
森鴎外 「雁」
...この辺も一帯に花崗岩質なので...
山本周五郎 「風流太平記」
...風流(ふうりう)の駅長しばし我をして春の遼河の船に立たしむわれの観るこの日も後(のち)の万年(まんねん)も遼河は濁る善悪(よしあし)の外(ほか)みなかみの遼河の柳みじかくて暗きジヤンクの帆を上に置く湯崗子に宿る...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...花崗石の太い柱をした戸である...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...雲崗石窟(うんこうせっくつ)の遺品によって見れば...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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