...花崗石(みかげいし)の截石(きりいし)や材木が処狭(ところせ)きまで積まれて...
石川啄木 「葬列」
...大きい花崗石(みかげいし)の台に載つた洗面盥には...
石川啄木 「葬列」
...大陸(たいりく)は主(しゆ)として花崗岩質(かこうがんしつ)のもので出來(でき)てゐて...
今村明恒 「地震の話」
...けだし鶴ヶ岳は古生層と花崗岩地に噴出せる輝石安山岩にして...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...平ヶ岳の全部は花崗岩であるから大白沢山も花崗で無論平ヶ岳に属するものであって...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...崖(がけ)の風化した柔らかい岩の中に花崗石(みかげいし)の大きな塊(かたまり)がはまっているのを火薬で割って出すらしい...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...ヘロデの建てし街の面影を見るべき花崗岩(みかげいし)の柱十数本...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...花崗岩(かこうがん)でできてるようなある物が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...花崗岩を爆裂させた趾のやうな白い所が幾つも見える...
長塚節 「旅の日記」
...それは両岸の花崗岩壁が...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...きり立つた花崗石の頂きに禿鷹のやうに立つた詩人――彼の上方には明るい明るい空がある...
堀辰雄 「ゲエテの「冬のハルツに旅す」」
...多くの所をへだてゝこの花崗岩の牢獄にまた訪れて来たのだ僕は君を見つめ...
槇村浩 「青春」
...花崗石(みかげいし)を塗り込めた敲(たた)きの庭まで...
森鴎外 「雁」
...そのあたりは一帯が花崗岩質だから...
山本周五郎 「風流太平記」
...×翌日の正午過ぎに大連から西田猪之輔さんが湯崗子に著かれた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...その窓のかさ張つた古びた花崗石の臺には...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...花崗石の腰掛の上にいつまでもぢつと坐つてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...岩石は花崗岩(みかげいし)尤も多く輝石安山岩之に次(つ)げり...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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