...大きな橋台の花崗石(かこうせき)とれんがとをひたしてゆくうれしさは言うまでもない...
芥川龍之介 「大川の水」
...麦畑の中に花崗石の十字架あり...
芥川龍之介 「上海游記」
...安田家は確か花崗石を使ったルネサンス式の建築だった...
芥川龍之介 「本所両国」
...「高さ50フィート直径5フィートのエジプト花崗岩の8本の一本石を出発した単純な4部からなる3区画アーチである」(ミドルトン)医学の観点から...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...砂鉄を含む花崗岩の風化した斜面などを鍬や鶴嘴で崩し...
田畑修一郎 「出雲鉄と安来節」
...ずつと奥深く進んで行つたところにあるのであるが――周囲を花崗石(みかげいし)の塀で囲まれて...
田山録弥 「百合子」
...花崗岩の表面は洗われたように白ずむ...
豊島与志雄 「ヒロシマの声」
...花崗岩を爆裂させた趾のやうな白い所が幾つも見える...
長塚節 「旅の日記」
...本陣の周囲に立つ十二本の大理石(内一本だけは花崗岩)の円柱と...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...それ等の建造には初期キリスト教の寺院を破壊してその円柱(大理石・花崗岩)などを利用したものが多かった...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...巨大な花崗石(みかげいし)の蓋(ふた)ではありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...花崗石の常念坊(じょうねんぼう)...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...私は花崗石の厳めしい門を潜(くぐ)ったとき烈しい胸さわぎと辱しめとを殆んど同時に感じた...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...花崗石(みかげいし)を塗り込めた敲(たた)きの庭まで...
森鴎外 「雁」
...巨大な堅固な花崗岩を高く築造し...
柳宗悦 「民藝四十年」
...三尺の沓脱(くつぬぎ)は徳山花崗(みかげ)の縮緬(ちりめん)タタキ...
夢野久作 「名娼満月」
...駅前五町の湯崗子温泉のホテルに投宿した...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...因(ちなみ)に云ふ此文珠岩は皆(みな)花崗岩(みがけいわ)より成(な)りて...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??