...何処を崇拝するんです?』と揶揄(からか)ふ様な調子になる...
石川啄木 「鳥影」
...人は偶像を崇拝するのみならずまた自己の事業をも崇拝するものなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...吾々は芸術を限りなく崇拝するものである...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...酒の神バッカスを崇拝するのあまり...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...すべて天才の事業を認めて心よりそれを崇拝するものは男よりも女に多いものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...崇拝するより以上のことは出来ないところの...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...新輸入の思想の初物を崇拝する現代の多数の人達とこの昔の王国の人とどこか似たところがあるような気がする...
寺田寅彦 「マルコポロから」
...敢て之れを崇拝することなしと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...老西郷の人物を崇拝する連中の団体であつた...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...何時にても入閣するを得可し余は唯だ求むる所なきのみ余は一憲政党員として此際に努力せむと欲するのみと此に於て乎彼れを崇拝するもの...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...侏儒(しゅじゅ)は連隊の鼓手長を崇拝する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それと同時に何かは知らずその人の力量技術を崇拝するに至りては愚の至りに御座候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...其貫之や古今集を崇拝するは誠に気の知れぬことなどと申すものゝ実は斯く申す生も数年前迄は古今集崇拝の一人にて候ひしかば今日世人が古今集を崇拝する気味合は能く存申候...
正岡子規 「再び歌よみに与ふる書」
...幾億万の人間が賢愚共に崇拝する人は...
正宗白鳥 「論語とバイブル」
...故に神社を崇拝するは耶蘇徒が十字架や祭壇を敬するに同じ...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...光っていたのです先生の文章や講演は非常に影響力を持っていて中にも若い人々の間に崇拝する人が多く先生を中心にして研究会が出来ていて弟の徹男さんもその会員の一人だし私もその一人のように扱われていました兄がそんな事を私に教えてくれなかったのは田舎で寝ている間に兄がおくれてしまったのだそれを先生たちが育て上げ前進させているその道を私が進むことはつまり兄の考えを受けつぎ...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...直接地蔵さんを崇拝する私の心を極めて高く厳粛にした...
室生犀星 「幼年時代」
...わたしは太陽を崇拝する人々に最も喜んでくみしたろうと思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??