...家族雇人(やからうから)一同神のごとくに崇拝する...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...僕の崇拝する大学者でなかったとしたら...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...御前に罷り出る限り私はどこまでも自分の崇拝する人を推挙せざるをえません...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...アイヌの崇拝する山の中には...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...殊に中村孤月君などという「新しい女の箱屋」とまでいわれた位に野枝さんを崇拝する人さえ出てきた...
辻潤 「ふもれすく」
...新輸入の思想の初物を崇拝する現代の多数の人達とこの昔の王国の人とどこか似たところがあるような気がする...
寺田寅彦 「マルコポロから」
...谷崎氏を崇拝するものは敢て自分のみではない...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...石龍子(せきりうし)と尾島某(おじまなにがし)を大いに崇拝する...
夏目漱石 「それから」
...私は決して美食や贅沢食いを讃美し謳歌し崇拝するわけでは無いのです――反対にわたしは粗食の主張者で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...その崇拝する芭蕉の庵(いおり)を...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...ええ? あんなサロン絵描きを崇拝するから...
林芙美子 「泣虫小僧」
...地水火風を崇拝する...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「沈黙」
...其貫之や古今集を崇拝するは誠に気の知れぬことなどと申すものゝ実は斯く申す生も数年前迄は古今集崇拝の一人にて候ひしかば今日世人が古今集を崇拝する気味合は能く存申候...
正岡子規 「再び歌よみに与ふる書」
...自己が崇拝する貫之よりも善き歌多く候...
正岡子規 「再び歌よみに与ふる書」
...それは私の権威を尊敬し崇拝するからのことでしかない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...崇拝するナイク・ブンスてふ蛇を目撃せし人の筆録を引いていわく...
南方熊楠 「十二支考」
...黄金と肉慾を崇拝する者は地上の強者也...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...又不可思議をそのまま神として崇拝する万有神教は...
夢野久作 「鼻の表現」
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