...あらゆる処女崇拝者の何か厳然と構へてゐるのも或は偶然ではないかも知れない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...偉大なる自然物崇拝の如き...
高木敏雄 「比較神話学」
...ねんごろな崇仏の御心など...
太宰治 「右大臣実朝」
...グリース人は頗る之を崇む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...野口と一言半句でも交はしたいと押し寄せてくる崇拜者の洪水に對して水門を加減するのは非常の骨折で又非常の喜びであり誇りであつたと東京帝大の眞鍋嘉一郎教授が當時の思ひ出を書いたのを今に記憶する...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...自然力崇拝の宗教まで生れた...
豊島与志雄 「蜘蛛」
...彼はそれらの崇高な言葉を読んだことはかつてなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...崇高な諧調(かいちょう)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それは崇文總目である...
内藤湖南 「支那目録學」
...表向きはどこまでも令夫人らしく冷(ひややか)に崇(あが)め奉っているので...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...ベートーヴェンに対する尊崇は...
野村胡堂 「楽聖物語」
...実に芸術の崇高的厳粛性を漂はして...
萩原朔太郎 「ラヂオ漫談」
...必ずやマルヅックを崇敬する像を刻してあったであろうと論じている...
穂積陳重 「法窓夜話」
...古池の句はついに俳句の本尊として崇拝せらるるに至れり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...崇拝するナイク・ブンスてふ蛇を目撃せし人の筆録を引いていわく...
南方熊楠 「十二支考」
...今夜の会に集(あつま)つた若い詩人は大抵此(この)人の崇拝者である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...生ける神仙とみな崇(あが)めていますから...
吉川英治 「三国志」
...また阿弥陀崇拝や浄土の信仰に転向してゆく契機がすでにこの内に含まれているとも見られる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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