...同時に詩および詩人に対する理由なき優待をおのずから峻拒(しゅんきょ)すべきである...
石川啄木 「弓町より」
...参考までにさ」私は彼が峻拒するだろうと予想していた...
梅崎春生 「狂い凧」
...そうしてそれを峻拒されると...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「緑色の羅紗(らしゃ)」の手ざわりは一生峻拒(しゅんきょ)出来ない魅惑なのだ...
谷譲次 「踊る地平線」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...彼等は閣下に向て総べて自由党の要求を峻拒す可しと勧告したり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...容赦なく峻拒しよう...
豊島与志雄 「白藤」
...敢然(かんぜん)峻拒(しゅんきょ)して二百キロを歩んでウィーンに帰ったことなどもあった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...新奇なもの浮薄なものを峻拒(しゅんきょ)して...
野村胡堂 「楽聖物語」
...私は貴方(あなた)の奸策を皆(み)んな父に話して笠森さんを呼戻さなければなりません」「これ程まで云っても」「帰って下さい」美奈子は毅然として丹波丹六を峻拒(しゅんきょ)したのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...貞烈なお関の峻拒(しゅんきょ)にあって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...国王によって峻拒された...
久生十蘭 「泡沫の記」
...此の要求を峻拒した...
三島霜川 「平民の娘」
...本来動物崇拝を峻拒(しゅんきょ)する回教徒中にあっても...
南方熊楠 「十二支考」
...他のいかなる解決をも峻拒(しゅんきょ)する...
三好十郎 「恐怖の季節」
...法外な英雄崇拝の思想もまた自我の退嬰萎縮(たいえいいしゅく)として峻拒(しゅんきょ)されねばならないことだと思います...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...兵隊たちに峻拒(しゅんきょ)されて...
吉川英治 「三国志」
...初めのうちの男の峻拒(しゅんきょ)などは上べだけのものでしかない...
吉川英治 「私本太平記」
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