...肉と霊とを峻別(しゅんべつ)し得(う)るものの如く考えて...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...一乗三乗峻別して通学通行せざる時代にて...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...この普遍性は所謂(いわゆる)通俗性とは峻別せらるべきもので...
高村光太郎 「永遠の感覚」
...自らをイデオロギー論から峻別しようと欲する...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...又そうでなくても之を自分のものから峻別しようとするに熱心な...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...所謂映画芸術というカテゴリーからも峻別され得るということが明らかである...
戸坂潤 「映画芸術と映画」
...而も両者を常識=ドクサ(その内には自然や社会に関する感性的な知識が含まれる)から峻別したという限りのことは...
戸坂潤 「科学論」
...唯物論と峻別するものは他ならぬこの点だ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...概念(科学的範疇)と表象(文学的諸観念)とを峻別するということは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...科学的概念と文学的表象(人間的表象?)との使用上の峻別を説いたが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...そういう調子で、之まで宗教的な俗物は科学と宗教とを、哲学的鈍物は科学と形而上学とを、文学的オッチョコチョイは科学と文芸とを、峻別して来た...
戸坂潤 「思想としての文学」
...単なる観念と実践とを峻別するものは正に空間するか否かである...
戸坂潤 「性格としての空間」
...氏は方法を体系から峻別し...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...存在と意味との峻別...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...客観に就いても主観の場合と同じくまず客観なる概念とこの概念が表わす事柄そのものとを峻別する必要があると思う...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...存在と事実とを峻別しなければならない...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...プラトーンの世界觀などは即ち其一例であります(但しプラトーン自身は現實界と實在界とを峻別した結果として第三の禍惡觀を取つては居らぬけれども)...
朝永三十郎 「學究漫録」
...すべての誤謬と偏見とはこれらのものの峻別(しゅんべつ)から起る...
柳宗悦 「工藝の道」
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