...峻烈を極めた訓戒を加へて...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...吾人は自分の生活に嚴峻なる鞭撻を加へるに疲れて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...峻厳(しゅんげん)...
太宰治 「二十世紀旗手」
...かくてプラトンの弁証法はかの主観的弁証法に属する峻峯でなくてはならない...
戸坂潤 「辞典」
...最も才氣峻峭なる壯年政治家なりと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...男の児に対する悪意はすこぶる峻烈(しゅんれつ)で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...主脈の高山峻嶺とても...
中里介山 「大菩薩峠」
...坂が極めて峻しい...
長塚節 「鉛筆日抄」
...峠は頗る急峻で、羊膓たる坂路は丁度襖の模樣の稻妻形に曲折して居る...
長塚節 「痍のあと」
...作並の長い村も既に盡きるころになると行手を遮つて峻嶺が聳えて見える...
長塚節 「旅の日記」
...お前の他にはない筈だ」平次の論旨は峻烈(しゆんれつ)で一歩も假借しません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その険峻な峰を登り詰めると...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...一面急峻な偃松帯の中へはいる...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...霍峻の説は、「天然の要害にある葭萌関を、わざわざ出でて戦うは愚である...
吉川英治 「三国志」
...峻(そそ)り立つ山の上なので...
吉川英治 「新書太閤記」
...法令の峻厳(しゅんげん)に感じ合った...
吉川英治 「新書太閤記」
...さらに一里余の峻路を懸崖に沿うて俥をやらなければならなかつた...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
...水声近(ちか)く足下にあれども峻嶮(しゆんけん)一歩も進(せせ)むを得ず...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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