...アッツ島守備の尊い部隊だという事などは知る由も無いし...
太宰治 「散華」
...あの「霧に漕(こ)ぎ入るあまのつり舟」という明石(あかし)の浦(うら)の御歌や「われこそは新島守(にいしまもり)よ」という隠岐(おき)のしまの御歌などいんのおよみになったものにはどれもこれもこころをひかれて記憶にとどまっているのが多いがわけてこの御うたを読むと...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...この島守の無事であることを湖の彼方(かなた)の人びとにつげるものはおりおり食物を運んでくれる「本陣」のほかには毎夜ともす燈明の光と風の誘ってゆく歌の声ばかりである...
中勘助 「島守」
...これはこの島に隠れて島守(しまもり)の織る曼陀羅(まんだら)である...
中勘助 「島守」
...石からおりて裾をしぼりはかない喜びにみちてちらめく影を見あげながら 湖の彼方にこの光を望む村の人たちは島守がきょうの一日の無事であったことを知らせるための燈火とばかり眺めるであろう と思う...
中勘助 「島守」
...今やこのソロモンの富を得た島守はこれらのものをどういう順序に腹のなかへしまい込もうかについてすくなからず苦労をする...
中勘助 「島守」
...島守の一日の暮しぶりはこうである...
中勘助 「島守」
...鹿島守之助氏の先代...
野村胡堂 「胡堂百話」
......
槇村浩 「英雄ナポレオン」
...現在外交評論家として知られている鹿島守之助君であった...
三木清 「読書遍歴」
...「島守にいざこととはむ誰がためになにのあたとと名にしおひけむ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...養子に行った鹿島守之助君は...
柳田国男 「故郷七十年」
...隠岐(おき)の島守(しまもり)年はこえて...
吉川英治 「私本太平記」
...我れこそはにひ島守よおきの海のあらき波風心して吹けの...
吉川英治 「私本太平記」
...大島守之(もりゆき)がひきいて...
吉川英治 「私本太平記」
...大島守之の二軍を追いしりぞけた...
吉川英治 「私本太平記」
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