...島台(しまだい)が割れると...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...或は又島台の有名な又兵衛と云はれてゐる...
上村松園 「思ひ出」
...たいまいなどのゐる島台はあまり見かけられない...
太宰治 「お伽草紙」
...城島台、眺望はすばらしいらしいが、霧で視野はすつかり遮られてしまつた...
種田山頭火 「道中記」
...小さい島台や、銚子(ちょうし)、盃(さかずき)なども、いつの間にか、浅い床に据えられた...
徳田秋声 「新世帯」
...鹿島台あたりの洪水のために...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...それでも花嫁を迎える用意だけは一と通り調えて、借り物ながら屏風(びょうぶ)を廻し、島台を飾り、足の高い膳や、絹物らしい座蒲団(ざぶとん)、時節柄寄せ集め物の火鉢まで、どうやらこうやら揃いました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金屏風(びょうぶ)、島台、世の常の目出たいずくめの背景の中に、それはまた、何という恐ろしい取り合せでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先頭は手ぶらで次は一升徳利を三人めは鯉(こい)のいきづくりの鉢を四人めは鶴亀の島台を捧げて...
服部之総 「加波山」
...大島台の前に花婿と花嫁がすわり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...見あげるような蓬莱山(ほうらいさん)のつくりものを据えた十六人持ちの大島台(おおしまだい)を担(かつ)ぎだし...
久生十蘭 「鈴木主水」
...折しも湯島台から...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...切通しから湯島台へと上ってゆき...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...島台といって巻スルメやなんか色々の肴がおいてある台の上で...
柳田国男 「故郷七十年」
...正月の喰積(くいつみ)や婚礼の島台(しまだい)の上に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...湯島台の家並が高く...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...その家は湯島台の...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...島台(しまだい)...
吉川英治 「下頭橋由来」
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