...この物語を聞く人々、いかに日和山の頂より、志摩の島々、海の凪(なぎ)、霞の池に鶴の舞う、あの、麗朗(うららか)なる景色を見たるか...
泉鏡花 「歌行燈」
...島々からのバスの道路が次第次第に梓川の水面から高く離れて行く...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...しかもその島々の自然的配置が面白く...
長谷健 「天草の春」
...周りの島々が全部燃えて消えたとか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...島々から石を切りだすことが...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...此方の大小の島々の海岸には...
柳田国男 「海上の道」
...そうして一方には南方の或る島々を...
柳田国男 「海上の道」
...とりわけ南北大小の島々における名の一致が...
柳田国男 「海上の道」
...亜細亜(アジア)東南の島々の稲作種族の間にも...
柳田国男 「海上の道」
...日本の島々にいっぱい茂っていた樹木が...
柳田国男 「故郷七十年」
...鹿兒島縣と南の島々では又アマンとも謂つて居る...
柳田國男 「食料名彙」
...九州の島々に我々の知らぬものもいろいろある...
柳田國男 「食料名彙」
...九州の南に遠くはなれて島々と...
柳田国男 「母の手毬歌」
...九州以南でもいわゆる道の島々では...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...とにかくに以前の島々の社会において...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...「――さきに備前で宮方に呼応した桜山茲俊(これとし)は、一時破竹(はちく)の勢いをみせ、またたくまに備中、安芸のあたりは、その配下かとみえましたが、笠置、赤坂の落城がきこえて、部下は離散し、茲俊は同国一ノ宮にて、それこそは紛(まぎ)れなく自刃して果て、火の消えた如く消滅してしまいました」「むむ」「したが、火だねは絶えず、近ごろまたも、桜山につづいて、備前には児島三郎高徳(こじまさぶろうたかのり)なる者が起り、瀬戸ノ海を隔てながらも大塔ノ宮、正成らと款(かん)を通じ、虎視眈々(こしたんたん)、機をうかがっておりますそうな」「とすれば、島々の海賊、村上なども一部は宮方へ加担とみえるか」「さ、そこまでは私の眼や耳ではとどきえません...
吉川英治 「私本太平記」
...南の島々から大明(だいみん)の沿海はいうに及ばず...
吉川英治 「新書太閤記」
...西への道の出発点たる貴国の海岸や島々...
和辻哲郎 「鎖国」
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