...氷峰はそれに答へないで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...峰岡寺(みねをかでら)の五輪の塔...
高山樗牛 「瀧口入道」
...後ろは峰、谷のむかふにはそれよりも高い岩壁が屏風のやうにめぐつて青空を天井とした奇怪な殿堂をつくつてゐる...
中勘助 「銀の匙」
...而シテ鴨東脂粉ノ光彩目ヲ奪ヒ嬋娟(せんけん)觀ル可キ者亦嵐光峰影ノ奇能ク之ガ助ヲ爲ス者ニ非ズ邪...
永井荷風 「十年振」
...路(みち)から左の方にバケツを伏せたような峰が聳(そび)えている...
夏目漱石 「草枕」
...此の峰は矢張り西方に崖があるが...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...ヘンデルは古典作曲家中の巨峰である...
野村胡堂 「楽聖物語」
...昔自分が殺した有峰松次郎の兄の杉之助は同じ町内に住んでいる...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...藥を吐月峰(はいふき)に捨て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私には少しもわけがわかりませんが」峰右衞門にはわからなくとも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは自慢の出來る普請(ふしん)で――」峰右衞門は金持らしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...峰右衞門と閻魔(えんま)の前で對決することにきめたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...植峰では、副小頭の峰吉が、お八重を急がせて羽職袴(はおりはかま)をつけていた...
牧逸馬 「舞馬」
...はるかの峰つゞきの麓にある...
牧野信一 「武者窓日記」
...夕日が遠い山の頂を射て藍青の峰が微に匂ふ...
吉江喬松 「山岳美觀」
...…………時に、ちょうどその頃――同じ海の暮色を見ながら、日金の峰の中腹、東光寺の下あたりから、口笛をふきつつ町へ帰ってくる、風の子のような元気な小僧がありました...
吉川英治 「江戸三国志」
...ぞろぞろ峰の上に姿をあらわして...
吉川英治 「源頼朝」
...折も折、いまは一年中落葉のころと共に私の最も好む若葉の季節で、峰から渓間、渓間から野原にかけて茂っているであろう樹木たち、その間に啼きかわして遊んでいるであろういろいろの鳥たちのことを考えると、しみじみ胸の底が痛んで来る...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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