...渠氷峰を引きとめ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...氷峰は笑ひながら云ひ出す...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」この最後の句には、氷峰は、二重丸圈點を打つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...やがて義雄と氷峰とは玄關へ出た...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...氷峰に對する樣なみづ/\しい態度を取つて呉れない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...氷峰も大分義雄に飽きが來たらしい...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」氷峰も義雄と同じ樣にねむさうな樣子だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...いつかはその峰に近づいて...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...しかし紀州灘で見た熊野の連峰や...
竹久夢二 「砂がき」
...初陽台のある山の峰を眺めました...
豊島与志雄 「画舫」
...しかし笛を引きよせる高峰がある...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...主人峰右衞門の死骸を調べ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その連峰の一つであるヤグラ岳の麓に蹲まつてゐるのだ...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...既に第三峰に行くのを断念したから、この峰から後戻りをして、第一峰に帰り、それから少し下って右の斜面に這入(はいっ)て見たら、この辺は一面に草があって、その中にはアラシグサが沢山生えておった、なおそれから少し下ると雪が沢山に残っている、その大サは幅が十間ばかりもあったであろうか、長く下の方まで連っているのでその長サがどの位あるか殆んど窮めが附かない、この雪の両側にはキンバイソウが黄金色の花を開いて夥しく生じておった、その萼弁(がくべん)が十枚以上あって、あるいは一の新種ではなかろうかと思われるほどである、リシリキンバイソウもこの辺に生じていたし、エゾコザクラも丁度花盛りであった、無論この残雪のあるあたりは、幾分谷のような形をなしていて、その谷の両側は殆んど一面にハイマツが土を掩(おお)うている、そのハイマツを越えて、雪の左の方に向って進んで行けば、露営地の下の谷のところへ出られるのである、漸くこの辺に達した時分に天気が変って来て、終に雨が降り出した...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...二峰、五峰の父子、半嶺、石、春洞の諸老、そのほか詩人学者の面々、それぞれ盛名を馳せて、両国の井生村、中村楼などに書画会が絶えず、文墨場裏大繁昌、その頃を思うと今は誠にさびしい...
山本笑月 「明治世相百話」
...これからどういう寸法にしようか」と峰を辿って...
吉川英治 「江戸三国志」
...峰つづきの寺へ、信長の忌日と、亡父(ちち)光秀の命日には、必ず参詣を欠かさなかったが、被衣(かつぎ)をかぶって出ても、駕(かご)に潜んで行っても、山家(やまが)にない美しさに、すぐ気づかれて、「光秀の娘じゃ」「逆賊の娘が、あのように美しい」と、ぞろぞろ従(つ)いて来たり、指さしたり、果ては、小石を投げられたりした...
吉川英治 「日本名婦伝」
...三峰の奉納試合に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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