...どうしても黄一峯(こういっぽう)だけは...
芥川龍之介 「秋山図」
...二つ峯の山のそばを通り過ぎる時に...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...明神ヶ岳の峯を這ひつつ次第に西北に進んで宮城野の村を深い霧の底に沈め...
近松秋江 「箱根の山々」
...この十勝の連峯から日高(ひだか)山脈にかけた雪嶺(せつれい)の中を一人で歩き廻(まわ)って来たというのである...
中谷宇吉郎 「雪の十勝」
...八五郎も佐太郎もお峯も...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...疑ひは當然嫁のお峯一人に掛つて來なければなりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...訊き返しても何にも言ひませんでした」お峯の言葉は意外でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「鋸(のこ)ぢやありませんね、切出しかな」「いや、肉の厚い刄物ぢや、斯うは切れないよ」「剃刀(かみそり)」「やつて見るが宜い、剃刀といふ奴は、峯があるから、思ひの外使ひにくいものだ」「匕首(あひくち)、脇差――」「その次は長刀に鉞(まさかり)と來るか――匕首や脇差は刄が長いから、こんな細工は危なくて出來ないよ」平次はその問題を其儘にして、曲者の足跡ををたどるやうに、家の中へ入りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兄さんは一昨日(をとゝひ)から居ないんだから」妹のお峯はそつと囁(さゝや)きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...正午(ひる)も近(ちか)づけばお峯(みね)は伯父(おぢ)への約束(やくそく)こゝろもと無(な)く...
一葉女史 「大つごもり」
...大勘定(おほかんぢやう)とてこの夜(よ)あるほどの金をまとめて封印の事あり、御新造それそれと思ひ出して、懸け硯に先程、屋根やの太郎に貸付のもどり彼金(あれ)が二十御座りました、お筆お峯、かけ硯を此処へと奥の間より呼ばれて、最早この時わが命は無き物、大旦那が御目通りにて始めよりの事を申、御新造が無情そのままに言ふてのけ、術もなし法もなし正直は我身の守り、逃げもせず隠られもせず、欲かしらねど盗みましたと白状はしましよ、伯父様同腹(ひとつ)で無きだけを何処までも陳(の)べて、聞かれずば甲斐なしその場で舌かみ切つて死んだなら、命にかへて嘘(うそ)とは思しめすまじ、それほど度胸すわれど奥の間へ行く心は屠処(としよ)の羊なり...
樋口一葉 「大つごもり」
...天照山の峯を越え...
久生十蘭 「春の山」
...高い連峯が列をなして走つてゐる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...峯子は、その手紙をよみ、くりかえしまた読んでいると、いつも心が落ちつけられた...
「今朝の雪」
...峯子はそのことを深くふかくよろこびとした...
「今朝の雪」
...子生嵶(こうみたわ)と名づくる岩石の地が明光寺の後の峯にあって...
柳田国男 「山の人生」
...高野金剛峯寺蔵の義経の筆蹟が陳列されてあった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「白峯紀行」一文と手向けの和歌を詠じたことは...
吉川英治 「随筆 新平家」
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