...その岩石何ぞ峨々たる...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
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伊良子清白 「孔雀船」
...二葉亭に先んじて逸早(いちはや)く嵯峨(さが)の屋(や)お室(むろ)の文名を成した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...聞けば御僧の坊も同じ嵯峨なれば...
高山樗牛 「瀧口入道」
...哀れとも問ふ人ならで問ふべきか嵯峨野ふみわけておくの古寺又大雲院で自刃した白井備後が妻の辞世に云う...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...嵯峨天皇の時かに其の本が來たが...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...嵯峨(さが)に似てさみしからぬ風情(ふぜい)なり...
永井荷風 「日和下駄」
...後ろは峨々(がが)たる地蔵...
中里介山 「大菩薩峠」
...峨々とした南畫風な高い山々が連なり...
林芙美子 「屋久島紀行」
...蔵王の麓でもあらうか峨々といふ恐ろしく熱い山の温泉のあることを聞いて少し心を動かしたが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...もう一人は嵯峨廼舎御室(さがのやおむろ)といって...
柳田国男 「故郷七十年」
...束髪峨々(がゝ)として緑(りよくさん)額をつゝみ...
山路愛山 「英雄論」
...一所に遭難して運好く微傷で済んだ義峨少佐なども集つて...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...途中は峨々(がが)たる岩山のせまい道ばかりだった...
吉川英治 「三国志」
...嵯峨野(さがの)のおくには...
吉川英治 「私本太平記」
...峨々(がが)たる山容は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...悪くすると、これは、大乱の兆しもみえまする」「どうして、ひとりの将門を、嵯峨源氏の力や、あなたや、また良兼、良正殿まで揃っていて、抑えられぬのか」「あいにくと、ここ数年間、飢饉がつづきました...
吉川英治 「平の将門」
...嵯峨(さが)の清涼寺へよう詣りました...
吉川英治 「源頼朝」
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