...五里の層雲峡中、人家あるは、加藤温泉と塩谷温泉との二軒のみ也...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...忠別峡中の一軒屋也...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...伝馬船隊をして海峡中を捜査せしめた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...峡中の二十五万石が雪で埋もれてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここは峡中(こうちゅう)の平原...
中里介山 「大菩薩峠」
...峡中第一の難処といふ鳥居嶺は若葉の風に夢を薫らせて痩せ馬の力に面白う攀ぢ登る...
正岡子規 「かけはしの記」
...此山を越ゆれば木曾三十里の峡中を出づるとなん聞くにしばしは越し方のみ見かへりてなつかしき心地す...
正岡子規 「かけはしの記」
...岐岨の峡中は寸地の隙あればこゝに桑を植ゑ一軒の家あれば必ず蚕を飼ふを常とせしかば今こゝに至りては世界を別にするの感あり...
正岡子規 「かけはしの記」
...〈峡中猿鳴く至って清し...
南方熊楠 「十二支考」
...故に峡中裳を沾(ぬら)すの謡あり...
南方熊楠 「十二支考」
...蜀の峡中(きょうちゅう)から南へ南へと押し流れて行った...
吉川英治 「三国志」
...そこの岬とここの岬とで、海峡中、いちばん狭い所らしい...
吉川英治 「随筆 新平家」
...今までは伝説的な海峡中の一地塊に過ぎなかった巌流島も...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...峡中(きょうちゅう)へ討入って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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