...汽車は美濃(みの)の国境(くにざかい)に近い近江(おうみ)の山峡(やまかい)を走っていた...
芥川龍之介 「春」
...マラッカ海峡の辺まで出かけました...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...層雲峡の外には求むべからず...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...六日目にイーグル峡谷...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...承諾を得た軍艦が阿波の鳴門の海峡から大廻りをして来てやっと着いた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...舟は峡を出ると両岸ひらけ三次町の紅燈を波に映す河に入つた...
中村憲吉 「三次の鵜飼」
...峡谷の側壁をなす山の凹所凹所から...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...早崎海峡をひかえているだけに...
長谷健 「天草の春」
...夕方になってもまだ津軽(つがる)海峡沖を抜け切らなかった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...この国とはわずかに八百ヤードの海峡で隔っています...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...ロンドン霧物語――昼間が四日闇夜に変身一ロンドンおよび英仏海峡の天気予報は乾燥...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...「愛怨峡」において非常に生活的な雰囲気に重点をおいている...
宮本百合子 「「愛怨峡」における映画的表現の問題」
...椅子にもたれかかったまま峡間を見下していたが...
横光利一 「旅愁」
...海峡には、ほのぼのと白い透綾(すきや)の霧が降つて居ます...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...六月の二十三日と云ふのに海峡の夜風は凍(こほ)る様に寒い...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...グングンと峡(かい)へはいッて行った所だよ...
吉川英治 「江戸三国志」
...咲耶子のいる向こうの峡(かい)へ馳(か)けてくる!笛は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...土地の人は「とろ」といわない「どろ峡」という...
吉川英治 「随筆 新平家」
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