...両軍相対峙するに至れば互に小部隊を支分して小戦に依り敵の背後連絡線を遮断し...
石原莞爾 「戦争史大観」
...列国と対峙(たいじ)して勢力を張るがため...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...当惑したのは子供のために頑張(がんば)ろうとした姉と葉子との対峙(たいじ)であった...
徳田秋声 「仮装人物」
...大石ありて其側に峙つ...
長塚節 「草津行」
...「どうしてよ」一同(どう)が耳(みゝ)を峙(そばだ)てた...
長塚節 「土」
...彼はすぐ耳を峙(そば)だてた...
夏目漱石 「道草」
...兄弟別れ別れに敵味方の塹壕に対峙するというようなことも少からずあった...
野上豊一郎 「ヴェルダン」
...行列(ぎやうれつ)が愛(あい)ちやんと相對峙(あひたいぢ)する迄(まで)進(すゝ)んで來(き)た時(とき)に...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...そのとき彼は二人の敵と対峙(たいじ)していた...
山本周五郎 「風流太平記」
...東野は二人の間に対峙し合う秘かなものには気附かぬらしい無造作な様子で...
横光利一 「旅愁」
...いずれ劣らぬ常識線で対峙(たいじ)する...
吉川英治 「三国志」
...幾世にわたって対峙してきた宗門と宗門だった...
吉川英治 「私本太平記」
...じっと対峙(たいじ)したまま...
吉川英治 「新書太閤記」
...持久対峙の策を取るべし――ということだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...その二つの対峙(たいじ)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...危険な舌の持主常陸側の首脳部と、将門方の軍使とが、国庁の広庭で会見したのは、その日の昼で、冬の冴えきった空に、陽がらんとして燦(きらめ)き、双方、いかめしく、床几を並べて、対峙した...
吉川英治 「平の将門」
...彼と対峙(たいじ)する者は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...従ってそれはギリシアと対峙するものではなく...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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