...啻に慶応義塾と相対峙して毫も遜色なきのみならず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...七 老いたる心と若き心との対峙(たいじ)ジルノルマン老人は当時...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...米艦二隻英艦一隻が独艦三隻と対峙(たいじ)し...
中島敦 「光と風と夢」
...信州と前後一帶の山脈直ちに之により峙つ故を以て...
長塚節 「草津行」
...えゝわしら等(ら)※(あね)せお内儀(かみ)さん」彼(かれ)は目(め)を峙(そばだ)てた...
長塚節 「土」
...「どうしてよ」一同(どう)が耳(みゝ)を峙(そばだ)てた...
長塚節 「土」
...思わず肩を峙(そば)だてた...
夏目漱石 「明暗」
...また「藝術家」‘Artist’に対し「職人」‘Artisan’という言葉を対峙(たいじ)的に用いるようになりました...
柳宗悦 「民藝の性質」
...纏向穴師(まきむくのあなし)は三輪の東に峙(そばだ)つ高山で...
柳田国男 「山の人生」
...戦雲を曳いて対峙(たいじ)することになったのは...
吉川英治 「上杉謙信」
...陣を布いて曹操に対峙した...
吉川英治 「三国志」
...純文学とは河をへだててはっきり領野を対峙していたかたちでしたね...
吉川英治 「小説のタネ」
...早くから伊勢と対峙(たいじ)していたこの方面の主将であるから...
吉川英治 「新書太閤記」
...いつまでも対峙(たいじ)しているような形でおもしろうない...
吉川英治 「新書太閤記」
...対峙(たいじ)の線は...
吉川英治 「新書太閤記」
...ヘンリは青年時にセウタ戦に従って自らアラビア文化との対峙を体験した...
和辻哲郎 「鎖国」
...松永方と三好三人衆との対峙は...
和辻哲郎 「鎖国」
...会堂の側とが対峙して睨み合った...
和辻哲郎 「鎖国」
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