...ラザレフ岬とは何処(どこ)を指していうのか...
海野十三 「流線間諜」
...左に本牧岬を望み...
大町桂月 「杉田の一夜」
...リュウカディアの岬から怒濤(どとう)めがけて身をおどらせた...
太宰治 「葉」
...朝になって室戸岬の沖あいから朝陽が杲杲(きらきら)と登りかけたところで...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...こんな上等(じょうとう)を岬(みさき)へよこしたんだろう...
壺井栄 「二十四の瞳」
...近い岬の岩間を走る波は白い鬣(たてがみ)を振り乱して狂う銀毛の獅子のようである...
寺田寅彦 「嵐」
...半(なか)ば身を起して窓外を見れば船は今室戸岬(むろとざき)を廻るなり...
寺田寅彦 「東上記」
...鹿渡しの岬に近づくと波は澎湃として船が思ひ切つて搖れる...
長塚節 「鉛筆日抄」
...三崎丸の二十三人は伊豆田浦岬の地かた二十五六里の沖あいで煙のように消えてしまった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...潮ノ岬出身のものが多く...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...スピットヘッドの岬を交すと一望の大西洋...
牧逸馬 「運命のSOS」
......
三好達治 「一點鐘」
...二つの岬の話は有名になって...
柳田国男 「故郷七十年」
...南の岬ではそれを記念碑にとり入れるといってきかなかったことがある...
柳田国男 「故郷七十年」
...人一人ゐない此絶端の砂浜を辿つて私達は伊良湖岬の鼻へさしかゝつた...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...関羽の一船もそこへきて短兵急に矢石を岬(みさき)の敵へ浴びせかけた...
吉川英治 「三国志」
...しかしこの岬が岸伝い航海の関なのであった...
和辻哲郎 「鎖国」
...この岬の美しい緑を見た白人なのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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