...サン・イルデフォンソ岬といい...
石川欣一 「比島投降記」
...三晩続けて知人岬(しりとさき)の或神社(やしろ)に寝た事を思出した...
石川啄木 「病院の窓」
...襟裳岬(えりもさき)附近では...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...このクイクイ岬は...
海野十三 「火星兵団」
...この磯崎は、鹿島灘の一番北の端を占め、しかも町全体が、ズーッと海の真中へ突き出ているから、監視哨には持ってこいの土地ですよ」「場所は、どこなんですの」「三ヶ所、作れというお達(たっ)しでナ、岬に一つ、磯崎(いそざき)神社の林の中に一つ、それから磯合寄(いそあいよ)りに一つ、と都合三ヶ所、作りましたよ...
海野十三 「空襲葬送曲」
...北の海に添うたある岬に燈台があった...
竹久夢二 「おさなき燈台守」
...岬とも思われる北西方の岸辺に材木を組んだ足場の残骸みたいなものが積み重ねられ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...おちつくところがない風は海から吹きぬける葱坊主伊良湖岬はるばるたづね来て岩鼻一人渥美半島まがると風が海ちかい豌豆畑鳳来寺拝登お山しんしんしづくする真実不虚青蓋句屋花ぐもりピアノのおけいこがはじまりました浜名街道水のまんなかの道がまつすぐ秋葉山中石に腰を...
種田山頭火 「草木塔」
...なにをどうするにも岬(みさき)の村では外科の医者も...
壺井栄 「二十四の瞳」
...細長い岬の道を歩いて本校にかよう子どもの群れも...
壺井栄 「二十四の瞳」
...自分の先祖のうちに一人室戸岬の東寺(ひがしでら)の住職になった人があるのでその墓参りをして来るようにという父からの命をうけていたことである...
寺田寅彦 「初旅」
...大武(だいぶ)の岬も...
中里介山 「大菩薩峠」
...岬(みさき)のやうな形(かたち)に偃(は)うて居(ゐ)る水田(すゐでん)を抱(かゝ)へて周圍(しうゐ)の林(はやし)は漸(やうや)く其(そ)の本性(ほんしやう)のまに/\勝手(かつて)に白(しろ)つぽいのや赤(あか)つぽいのや...
長塚節 「土」
...また一ツの岬(小きよし...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...左右は山の岬が出ていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あの岬までつれていってくれ...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...二つの岬の話は有名になって...
柳田国男 「故郷七十年」
...まだ岬のはなの乱松に陽(ひ)あしの高い時分から...
吉川英治 「江戸三国志」
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