...その下に入江をへだてて向きあうクイクイ岬要塞との間に...
海野十三 「火星兵団」
...第一岬要塞の戦闘がすんで...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...一室生岬の尖端、荒れ果てた灰色の山の中に、かなり前から稼行を続けていた中越(ちゅうえつ)炭礦会社の滝口坑は、ここ二、三年来めきめき活況を見せて、五百尺の地底に繰り拡ろげられた黒い触手の先端は、もう海の底半哩(マイル)の沖にまで達していた...
大阪圭吉 「坑鬼」
...正午前に北の岬をって...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...岬に逆行(ぎゃっこう)して走りながら...
壺井栄 「二十四の瞳」
...岬(みさき)の村はまったく大騒動の一夜であったのだ...
壺井栄 「二十四の瞳」
...どこへもゆかずに岬の村で山伐(やまき)りや漁師(りょうし)をしている吉次は...
壺井栄 「二十四の瞳」
...寺田氏が從兄と一所に室戸岬に徒歩旅行の時...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...帯広から南の方へ襟裳岬の突端に向って下っている線のことである...
中谷宇吉郎 「荒野の冬」
...伊豆の田浦岬の二十四五里の沖あいで行きがた知れずになった十一人の片われが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ベルナアルさんは、岬の端にいた...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...金比羅山(こんぴらやま)から、岬(はな)の山、桟橋、眺めりゃ、岡蒸気(おかじょうき)が、ピイ……まるで、申しあわせたかのように、眼下の鉄道桟橋のうえを走る汽車が、ピイッと、汽笛を鳴らしたので、どっと、拍手と笑い声とが起った...
火野葦平 「花と龍」
...向うの岬のはしから...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...『ライオン』戦車上陸すフーラー博士の第一中隊が太東岬の向うへ去ると...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...午後はフェアライト岬を散策した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ところが岬をエドモというものが現在北海道に一ヶ処ある...
柳田國男 「地名の研究」
...岬城(じやう)が島(しま)の岬のはて...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...細い岬廻(みさきまわ)りの往還(おうかん)があった所だが...
吉川英治 「私本太平記」
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