...白猪と並び称せられる唐岬(からかひ)の滝を見たかどうかは記憶にない...
安倍能成 「初旅の残像」
...アラスカのウェールス岬がどうしたというのだ...
海野十三 「流線間諜」
...一室生岬の尖端、荒れ果てた灰色の山の中に、かなり前から稼行を続けていた中越(ちゅうえつ)炭礦会社の滝口坑は、ここ二、三年来めきめき活況を見せて、五百尺の地底に繰り拡ろげられた黒い触手の先端は、もう海の底半哩(マイル)の沖にまで達していた...
大阪圭吉 「坑鬼」
...山一つ隔てて室生岬の中端にある同じ会社の姉妹坑だった...
大阪圭吉 「坑鬼」
...岬は四五十フィートの高さの断崖になっていて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...その岬の砂の出洲に彼等が三人とも一緒に跪いて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...岬(みさき)のように街路につき出ているその角の事を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...岬の端には煉瓦工場が...
中原中也 「在りし日の歌」
...岬の鼻のところでとまった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...尻矢(しりや)の岬で不動白色の六角燈をみとめた彼らは...
本庄陸男 「石狩川」
...やがて小さな岬を廻つて中途の村に着くと...
牧野信一 「南風譜」
...東北のつめたい曇り風が彼等の船をスザランドの岬にまっすぐに吹きつけた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「剣のうた」
...伊豆(いず)の岬にも...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...永田氏の『蝦夷(えぞ)語地名解』には釧路白糠(しらぬか)郡ペシパケ岬...
柳田國男 「地名の研究」
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與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...引返して岬の頂へ登る径を求めると...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...ネグロ岬(南緯15°40′)に第三柱を建て...
和辻哲郎 「鎖国」
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