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伊良子清白 「孔雀船」
...岩角に当ったという風に...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...道雄は又ソッと岩角から覗いていたが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...月の光の射(さ)した岩角(いわかど)を躍(おど)り越えてやって来る猛獣の姿は物凄(ものすご)かったが...
田中貢太郎 「仙術修業」
...急な岩角がまっ黒に背を出して...
辻村伊助 「登山の朝」
...岩角には、まだ氷が下がっている...
辻村伊助 「登山の朝」
...彼は声を立てるまもなく岩角に頭と背とを砕かれました...
豊島与志雄 「碑文」
...やがて僕は月の光のさしてる岩角に腰掛けて待ち受けた...
豊島与志雄 「道連」
...木の根と岩角(いわかど)とに腰をかけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...思わず道路の岩角に腰をおろして...
野村胡堂 「江戸の火術」
...凹んだりした岩角を...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...イマイチド生レ変ッテ仏法ノ恩ヲ報ズルコトガデキマスヨウニ」――この手が岩角から離れたときが今生の命の終りと...
久生十蘭 「新西遊記」
...S君は少し遅れて岩角の蔭に退く波を待つてゐるのか...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...岩角にすがって下の方地獄谷から吹き上げて来る烈風に面して立つと...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...どつとばかりに絶頂の劒が峯の岩角に突當つて來た...
吉江喬松 「山岳美觀」
...默々たる其襲來の姿! 瞬間前に見えて居たつい近くの地獄谷を隔てゝの岩角も...
吉江喬松 「山岳美觀」
...岩角(いわかど)へとび乗ってわざわざ蔦之助(つたのすけ)のまとに立ってしまった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...松の根がたや岩角に...
吉川英治 「新書太閤記」
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