...動(ゆる)がぬ岩根(いはね)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...お邪魔しますが――」「福島樣に間違ひがあつたさうだな」岩根半藏といふ隣人は何も彼も心得てゐる樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「岩根半藏、逃げる氣か」正面へ立塞(たちふさが)つたのは錢形平次でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは矢張り下手人は外にあるに違ひないよ」「――」「第一岩根半藏が自分でやつたのなら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...岩根半蔵というのは?」「福島様の御友人で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...藤助と岩根半蔵の密談を聴く機会のあるのも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それを岩根半蔵の仕業と思い込んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...浪人の岩根源左衞門も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...浪人の岩根源左衞門にも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...早寝をしておりましたよ」居候浪人――岩根源左衛門は多勢の後ろから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いかにも愛らしく美しいものだによって、ときどき召しよせて香遊びの相手などいたさせているうちに、岩根の下ゆく水、たがいの心が通うようになりました...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...若葉さす野辺(のべ)の小松をひきつれてもとの岩根を祈る今日かなこう大人(おとな)びた御挨拶(あいさつ)をした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...岩根の苔(こけ)を摘み取る様子なり...
柳田国男 「山の人生」
...正面に岩根山が見え...
山本周五郎 「契りきぬ」
...「ああ……冷めたい……」岩根の流れをすくって...
吉川英治 「江戸三国志」
...揺ぎもせぬ岩根のようだ――...
吉川英治 「剣難女難」
...橋梁をかけ蔦葛(つたかずら)の岩根を攀(よ)じ...
吉川英治 「三国志」
...ドーン!御岳(みたけ)の岩根(いわね)をゆるがすような轟音(ごうおん)...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索