...次第に路が嶮岨(けんそ)になって...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...岨道(そばみち)の一方(いつぱう)が海(うみ)に吹放(ふきはな)たれるので雪(ゆき)が薄(うす)い...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...これより路次第に嶮岨(けわし)く...
巌谷小波 「こがね丸」
...山間嶮岨(さんかんけんそ)の地へ入った...
田中貢太郎 「美女を盗む鬼神」
...登山流行時代の今日スポーツの立場から嶮岨(けんそ)をきわめ...
寺田寅彦 「地図をながめて」
...少し嶮岨だが山道をつたって...
豊島与志雄 「食慾」
...岨崖の黄葉到処に好し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...向う岸は岨道つゞきの山々で...
林芙美子 「旅人」
...樹隠れの嶮岨(けんそ)を降って出る路が近戸である...
柳田國男 「地名の研究」
...峡の代りに岨もしくは※の字も用い...
柳田國男 「地名の研究」
...木立も奥暗き岨陰より...
柳田国男 「山の人生」
...智者山(ちしゃやま)の険岨(けんそ)を越え...
柳田国男 「山の人生」
...山の麓の村落から谿谷の間の岨道(そばみち)を...
夢野久作 「眼を開く」
...私は間もなく雪の岨道を歩く困難が...
夢野久作 「眼を開く」
...嶮岨(けんそ)が多くて...
吉川英治 「三国志」
...道は嶮岨(けんそ)にして...
吉川英治 「三国志」
...対岸の嶮岨(けんそ)と...
吉川英治 「三国志」
...道は嶮岨(けんそ)だし...
吉川英治 「新書太閤記」
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