例文・使い方一覧でみる「屹」の意味


スポンサーリンク

...度私に五十銭銀貨を一枚宛呉れたものである...   屹度私に五十銭銀貨を一枚宛呉れたものであるの読み方
石川啄木 「刑余の叔父」

...土間取附(とっつき)の急な階子段(はしごだん)を(きっ)と仰いで...   土間取附の急な階子段を屹と仰いでの読み方
泉鏡花 「薄紅梅」

...私は波多江に行つてテニスが出来たりオルガンを弾ひたりすることが出来るのがうれしいので一週に一度や二度は度(きっと)あそびにゆきました...   私は波多江に行つてテニスが出来たりオルガンを弾ひたりすることが出来るのがうれしいので一週に一度や二度は屹度あそびにゆきましたの読み方
伊藤野枝 「嘘言と云ふことに就いての追想」

...槍と同形の峰が二百尺ばかりも立(つった)っている...   槍と同形の峰が二百尺ばかりも屹立っているの読み方
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」

...度(きつと)立派な中隊が出来る...   屹度立派な中隊が出来るの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...従つて市吏員の生活も度楽になるといふのだ...   従つて市吏員の生活も屹度楽になるといふのだの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...スッキリとした姿!(き)っと見据えていた切れ長な眸許(めもと)……口惜(くや)しそうに涙ぐみながら...   スッキリとした姿!屹っと見据えていた切れ長な眸許……口惜しそうに涙ぐみながらの読み方
橘外男 「墓が呼んでいる」

...女から明日の晩の汽車でいよ/\出発することになつたから父親がゐても好いからと来てくれと云つて来た...   女から明日の晩の汽車でいよ/\出発することになつたから父親がゐても好いから屹と来てくれと云つて来たの読み方
田中貢太郎 「水郷異聞」

...あるひはまた浅草本願寺の立(きつりつ)せる屋根を描きたる図中その瓦の色と同様なる藍と緑を以て屋根瓦を修繕する小さき人物を描きたるが如き...   あるひはまた浅草本願寺の屹立せる屋根を描きたる図中その瓦の色と同様なる藍と緑を以て屋根瓦を修繕する小さき人物を描きたるが如きの読み方
永井荷風 「江戸芸術論」

...おふさが此の土手を北へ通ふ時は度器量一杯の支度である...   おふさが此の土手を北へ通ふ時は屹度器量一杯の支度であるの読み方
長塚節 「おふさ」

...彼(かれ)は度(きつと)其(そ)の灰(はひ)を掻(か)つ掃(ぱ)いで去(さ)つたのである...   彼は屹度其の灰を掻つ掃いで去つたのであるの読み方
長塚節 「土」

...明日(あした)か明後日(あさつて)度伺ひますからつて」「はあ...   明日か明後日屹度伺ひますからつて」「はあの読み方
夏目漱石 「それから」

...思い切ってお引受け申しましょう」(きっ)と挙げた平次の秀麗な面(おもて)...   思い切ってお引受け申しましょう」屹と挙げた平次の秀麗な面の読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...何にか不足でもあると言はれるのか」支配人の半九郎は(きつ)となりました...   何にか不足でもあると言はれるのか」支配人の半九郎は屹となりましたの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...紡錘(つむ)を持つて糸車のまへに坐るくらゐが分相応だよ! あれあ度...   紡錘を持つて糸車のまへに坐るくらゐが分相応だよ! あれあ屹度の読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」

...稍ツとなつて念をおすと...   稍屹ツとなつて念をおすとの読み方
牧野信一 「センチメンタル・ドライヴ」

...さあ、どうぞ――」と、いうような言葉がまじるのを聴くと、広海屋は、(きっ)と、鋭い目つきをして、眉根をぐっと引き寄せた...   さあ、どうぞ――」と、いうような言葉がまじるのを聴くと、広海屋は、屹と、鋭い目つきをして、眉根をぐっと引き寄せたの読み方
三上於菟吉 「雪之丞変化」

...火口(ひぐち)を(きっ)と覗いた若者...   火口を屹と覗いた若者の読み方
吉川英治 「増長天王」

「屹」の読みかた

「屹」の書き方・書き順

いろんなフォントで「屹」


ランダム例文:
地域   横額   あわ雪  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

この漢字は何でしょう?

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
大東亜戦争   名誉毀損   万博記念公園  

スポンサーリンク

トップへ戻る