例文・使い方一覧でみる「山鳴」の意味
スポンサーリンク...泰山鳴動（たいざんめいどう）して鼠（ねずみ）一匹でね... 
海野十三 「少年探偵長」
...昨年起った泰山鳴動して鼠一匹といった風の...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...「大山鳴動して鼠一匹という寓話を聞かれたことがありますか？ 失礼ですが...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
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武田祐吉 「古事記」
...「島山鳴動して猛火は炎々と右の火穴より噴き出（い）だし火石を天空に吹きあげ...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...山鶯が啼く、音色のよいのも啼く、水音をさがして飲む、腹いつぱい、うまい／＼、山鳴、山霧、さびしいな、何となく心細い...
種田山頭火 「道中記」
...大山鳴動して一鼠（いっそ）が飛び出したといったようなときの笑いは理知的であり...
寺田寅彦 「自由画稿」
...狭蠅（さばえ）なす皆涌（わ）き」は火山鳴動の物すごい心持ちの形容にふさわしい...
寺田寅彦 「神話と地球物理学」
...ごーと山鳴（な）りがしてきまして...
豊島与志雄 「人形使い」
...今日は山鳴りがいたします」今になって山鳴りがいたしますでもあるまいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...吐いてはつくように山鳴りをつづけている...
中里介山 「大菩薩峠」
...山鳴りのやうな、ごおつと響くやうな風の音がした...
林芙美子 「浮雲」
...いわゆる山鳴は蛟鳴で蛟出づれば地崩れ水害起るとてこれを防ぐ法種々述べおり...
南方熊楠 「十二支考」
...山鳴が聞えて來た...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...消えると同時に山鳴りがして大地震になり...
武者金吉 「地震なまず」
...または山鳴りがするといっておりました...
柳田國男 「日本の伝説」
...……敵も、狐疑（こぎ）してか、急には近づかず、ただ遠巻きの潮（うしお）を、また山鳴りを、谺（こだま）にしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...地響とか山鳴とかいふべき氣味の惡いどよみが再び空の何處からか起つて來た...
若山牧水 「樹木とその葉」
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