...「桃山風土記」...
...福山風うどんが美味しい店を知っていますか?...
...あたりの草びらに山風が極めて穏かにおとずれて静寂の微動を見せている...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...駆逐艦山風(やまかぜ)に救い上げられた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...夜に入りて、雨益甚しく、山風加はりて、窓を打つ音物凄し...
大町桂月 「春の筑波山」
...陽ざしは、暑かったが、山風は、冷たかった...
直木三十五 「南国太平記」
...江山風月(こうざんふうげつ)常のあるじなければ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...そこらに焚火の煙が山風になびいて霞にとけ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...霧のような山風が...
林芙美子 「ふしぎな岩」
...唐傘(からかさ)のお壼になりし山風の話も甲斐に聞けばおどろし前記依水荘に出養生に行つて居られた時の作の一つ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...書かぬ文字言はぬ言葉も相知れど如何すべきぞ住む世隔る しみじみとこの六月程物云はでやがて死別の苦に逢へるかな 信濃路の明星の湯に友待てば山風荒れて日の暮れし秋 我泣けど君が幻うち笑めり他界の人の云ひがひもなく から松の山を這ひたる亡き人の煙の末の心地する雨休みなく地震(なゐ)して秋の月明にあはれ燃ゆるか東京の街大正十二年秋の関東大震災は今日から見れば大したことでもなかつたが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...山風は肌さむかった...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「漁師」
...戸にあたる忍びやかな夜半の山風は...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...山風の涼しさはどこへ往つたでせう...
クスミン Mikhail Alekseevich Kuzmin 森林太郎訳 「フロルスと賊と」
...高山風の花畠が展開して...
夢野久作 「狂人は笑う」
...漆黒の髯を山風に顔から逆しまに吹かせながら...
吉川英治 「三国志」
...さながら谷間落葉を吹きあげる山風のすさまじさそのままといってもいい...
吉川英治 「私本太平記」
...猛火は山風を孕(はら)んで...
吉川英治 「私本太平記」
...山風に谺(こだま)を呼んで人足(ひとあし)もいよいよここへ流れ集まっては来るが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...山風がそよとうごいて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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