...げにこそ思へ、「時」の山、山越えいでゝ、さすかたや、「命」の里に、もとほりしなが足音もきのふかな...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...ちつとも雲がない山のよろしさ・おもひでは山越えてまた山のみどり刑務所の高い塀から青葉若葉千人風呂ま昼ひろくて私ひとりにあふれる湯ぞんぶんに湧いてあふれる湯をぞんぶんに・ちんぽこもおそそも湧いてあふれる湯駅所見初夏の牛どもよ載せられてどこへ行く・こんなに晴れた日の猫が捨てられて鳴く五月廿七日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...カーソン・シティへ山越えで突き進まなければなりません...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...この山越えを致しましたものでございますが……ふと絵図面を見まして...
中里介山 「大菩薩峠」
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野口雨情 「雨情民謡百篇」
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野口雨情 「枯草」
...コーカサスの山越えをしようとして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...山越えはこの一行のおかげで大半の愉快を失いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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三好達治 「白根山」
...死出の山越えにし人を慕ふとて跡を見つつもなほまどふかなと仰せられた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...つまりは山越えの路(みち)を...
柳田国男 「母の手毬歌」
...山越えに行く足なみ...
横光利一 「夜の靴」
...紅緒(べにお)の草履(ぞうり)もその裳(もすそ)にかくれていようという――まことに山越えの旅にはふさわぬ身支度で...
吉川英治 「江戸三国志」
...黒木の御所を脱した帝は、山越えをとって、ひとまず、彼のやしきで憩(いこ)いながら、なおあとの首尾や柵兵のうごきをみていた...
吉川英治 「私本太平記」
...常陸から山越えをしては...
吉川英治 「平の将門」
...もっとも老人や子供や百姓のあらかたは、もう山越えして、何処かへ逃げてしまってはいたが...
吉川英治 「茶漬三略」
...さすがに女の山越えや雪の中の旅には耐えかねて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...和田の山越えにかかって行ったということを...
吉川英治 「宮本武蔵」
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