例文・使い方一覧でみる「山谷堀」の意味

...時々山谷堀の口を離れる渡し船は... 時々山谷堀の口を離れる渡し船はの読み方
谷崎潤一郎「幇間」

...根岸の藍染川（あいそめがわ）から浅草の山谷堀（さんやぼり）まで歩みつづけたような事がある... 根岸の藍染川から浅草の山谷堀まで歩みつづけたような事があるの読み方
永井荷風「葛飾土産」

...山谷堀（さんやぼり）は既に埋められ... 山谷堀は既に埋められの読み方
永井荷風「里の今昔」

...山谷堀（さんやぼり）の岸辺（きしべ）に曲（まが）るが否（いな）や当付（あてつけ）がましく... 山谷堀の岸辺に曲るが否や当付がましくの読み方
永井荷風「すみだ川」

...しかし山谷堀（さんやぼり）から今戸橋（いまどばし）の向（むこう）に開ける隅田川（すみだがわ）の景色を見ると... しかし山谷堀から今戸橋の向に開ける隅田川の景色を見るとの読み方
永井荷風「すみだ川」

...岡村紅君米国漫遊の別筵を山谷堀の八百屋に張る... 岡村紅君米国漫遊の別筵を山谷堀の八百屋に張るの読み方
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申「断腸亭日乗」

...山谷堀（さんやぼり）の流が地下の暗渠（あんきょ）に接続するあたりから... 山谷堀の流が地下の暗渠に接続するあたりからの読み方
永井荷風「※［＃「さんずい＋（壥−土へん−厂）」、第3水準1-87-25］東綺譚」

...この渡場は今戸橋の下を流れる山谷堀（さんやぼり）の川口に近く... この渡場は今戸橋の下を流れる山谷堀の川口に近くの読み方
永井荷風「水のながれ」

...平坦な道路は山谷堀の流に沿うて吉原の土手をも同じような道路にしたのみならずその辺に残っていた寺々をも大抵残るものなく取払ってしまった...
永井荷風「水のながれ」

...支那画家の一派も亦（また）時としては柳橋（やなぎばし）や山谷堀（さんやぼり）辺りの風景をば... 支那画家の一派も亦時としては柳橋や山谷堀辺りの風景をばの読み方
永井荷風「虫干」

...向う河岸を山谷堀（さんやぼり）に通う猪牙（ちょき）の音の断続したのもしばし... 向う河岸を山谷堀に通う猪牙の音の断続したのもしばしの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...「山谷堀から流れて來たのかな」八五郎でした... 「山谷堀から流れて來たのかな」八五郎でしたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...「山谷堀から流れて来たのかな」八五郎でした... 「山谷堀から流れて来たのかな」八五郎でしたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...山谷堀へ緒牙（ちよき）船で入らうといふ左手に鎭座まします... 山谷堀へ緒牙船で入らうといふ左手に鎭座ましますの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...山谷堀（さんやぼり）をへだてたとなりにして... 山谷堀をへだてたとなりにしての読み方
長谷川時雨「明治美人伝」

...山谷堀（さんやぼり）の箱屋になり... 山谷堀の箱屋になりの読み方
森鴎外「渋江抽斎」

...初夏の夜の川風になぶられながら、猪牙舟は晩（おそ）く、山谷堀へついた... 初夏の夜の川風になぶられながら、猪牙舟は晩く、山谷堀へついたの読み方
吉川英治「大岡越前」

...山谷堀の裏長屋でよく泣いていた... 山谷堀の裏長屋でよく泣いていたの読み方
吉川英治「田崎草雲とその子」

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