...ニセコアン岳のなだらかな山背に沈み終ると...
有島武郎 「秋」
...鶴見の山背(やませ)を越える頃になると由布の峰がポカリと現れはじめた...
高浜虚子 「別府温泉」
...鹿の角を沢山背負(せお)うて来る男に会うた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...鹿の角を澤山背負うて來る男に會うた...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...また山背(さんはい)の窪地に劇場の墟址(あと)あり...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...其の位を太子の御子なる山背大兄王に讓られる御遺言があつたが...
内藤湖南 「聖徳太子」
...其の後蝦夷は着々山背大兄王の勢力を削いで...
内藤湖南 「聖徳太子」
...唯山背大兄王が仁柔で父王の如き材略が無かつたから...
内藤湖南 「聖徳太子」
...山背王等の建立にかゝる...
内藤湖南 「寧樂」
...山城ノ國久世ノ郡水主ニ坐ス山背ノ大國魂命ノ神...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...國造本紀には又山背國造に曾能振命ありて...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...幅は数百メートル内外の山背に...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...晩秋の冷たい山背風(やませ)の吹いている夕方...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...「天寿国繍帳」の造製に与かった絵師たちは推古天皇の十二年帰化画師保護のため定められた黄書画師(きぶみのえし)ならびに山背画師に属する人びととしてものの本にみえている...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...一地を相して雷山背振の巨木を集め...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...荊棘(いばら)を開(ひら)きて山背を登(のぼ)る...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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