...兎の糞は私の山登りする事のなかに見出さるる最も興味をそそるものの一つである...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...二人の相愛の恋人が、山登りをして、女が足を滑らせ、底知れぬ氷河の割目に落ちこんでしまったのです...
池谷信三郎 「橋」
...どこか山登りでもしてその自然にも親しみたいとも言われました...
石原純 「アインシュタイン教授をわが国に迎えて」
...孝ちゃんも一緒で日英独の山登りは面白い対照だ...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...山登りをしたりして遊んできましたが「とても静かな土地で...
上村松園 「山の湯の旅」
...ぱっとしない中年男と山登りして...
梅崎春生 「幻化」
...日曜を利用した山登りをやっていたのである...
海野十三 「少年探偵長」
...山登りなどをして帰って行ったのを見て...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...そこで彼は一人遠足をつづけた――それも危険のない山登りなどだったが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...二人はいつもいっしょに往診したり、医学書を勉強したり、三味線をひいて歌ったり、川へあゆをとりに行ったり、山登りをしたり、乗馬の手入れをしたりしていた...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...それほどそのころは山登りも通りがわるく...
中村清太郎 「山岳浄土」
...スキーに蝋(ろう)を塗ったりして山登りの準備にかかる...
中谷宇吉郎 「雪の十勝」
...山登りはから駄目だね」と宗近君は例の桜の杖(つえ)で...
夏目漱石 「虞美人草」
...丹沢山へ踏み入る目的でそろへた山登りの道具を持ち出して囲炉裡のふちに並べてゐた...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...腕をくんで山登りするなんて...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...起りは京の稲荷山の山登りで...
柳田国男 「年中行事覚書」
...また用もない山登りだのと...
柳田国男 「山の人生」
...調査のために犬橇を出したり山登りをしたりする前に...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
便利!手書き漢字入力検索