...厨(くりや)は山海の珍味でいっぱいになり...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...山海の珍味ともいふべき學問の御馳走が御膳立てされぬうちに...
會津八一 「綜合大學を迎へて」
...山海の珍味を以てもてなされたとしても...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...丸太の脚のついた大テーブルの上には山海の珍味がうず高く盛られ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...堺のはいつも山海の珍味といったような御馳走が現れて...
大杉栄 「獄中記」
...山海の珍味をあじわう以上の...
アンブローズ・ビアス Ambrose Bierce 妹尾韶夫訳 「マカーガー峽谷の秘密」
...山海の珍味がたくさんあったので驚いた...
太宰治 「新郎」
...山海の珍味が出て来るのであるが...
太宰治 「善蔵を思う」
...山海の珍味を尽し...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...此所でも山海の珍味の卓を圍んで快談に時を移す...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...またも山海の珍味を飽食して...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...御礼には山海の珍味も及ぶまじけれどとて...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...まことに貧しき山海の珍味である...
林芙美子 「新版 放浪記」
...大廈(たいか)高楼の盛宴に山海の珍味を列(つら)ね...
福沢諭吉 「日本男子論」
...とにかくありとあらゆる山海の珍味が出まして...
三浦環 「お蝶夫人」
...今は山海の珍味を旨とし...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...山海の珍味を並べて...
夢野久作 「夫人探索」
...国々の美味、山海の珍味、調わざるなく、参来の武人百官は、雲か虹のごとく、魏王宮の一殿を埋めた...
吉川英治 「三国志」
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