...山津浪(やまつなみ)に關(かん)する注意(ちゆうい)を怠(おこた)らざること...
今村明恒 「地震の話」
...津浪(つなみ)と山津浪(やまつなみ)との注意(ちゆうい)わが國(くに)の大地震(おほぢしん)は激震區域(げきしんくいき)の廣(ひろ)いと狹(せま)いとによつて...
今村明恒 「地震の話」
...根府川の山津浪地震(ぢしん)の場合(ばあひ)に崖下(がいか)の危險(きけん)なことはいふまでもない...
今村明恒 「地震の話」
...恰(あだか)も陸上(りくじよう)に於(お)ける洪水(こうずい)の如(ごと)き觀(かん)を呈(てい)するので山津浪(やまつなみ)と呼(よ)ばれるようになつたものであらう...
今村明恒 「地震の話」
...各所(かくしよ)に山津浪(やまつなみ)が起(おこ)つたが...
今村明恒 「地震の話」
...この山津浪(やまつなみ)の源(みなもと)は根府川(ねぶがは)の溪流(けいりゆう)を西(にし)に溯(さかのぼ)ること六粁(ろくきろめーとる)...
今村明恒 「地震の話」
...山津浪(やまつなみ)が一村(いつそん)を埋沒(まいぼつ)したといふよりも...
今村明恒 「地震の話」
...山津浪(やまつなみ)はかの丹後地震(たんごぢしん)の場合(ばあひ)にも起(おこ)つた...
今村明恒 「地震の話」
...それは主(おも)に海岸(かいがん)の砂丘(さきゆう)に起(おこ)つたものであつて根府川(ねぶがは)の山津浪(やまつなみ)とは比較(ひかく)にならなかつたけれども...
今村明恒 「地震の話」
...關東大地震(かんとうだいぢしん)のとき起(おこ)つた根府川(ねぶがは)の山津浪(やまつなみ)は...
今村明恒 「地震の話」
...此間からの雨でまた去年のやうな山津浪が來るかも知れないといふ評判を語つたりしてゐるうちに...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その山津浪だと聽いて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...六甲の山奥から溢(あふ)れ出した山津浪(やまつなみ)なので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...此処(ここ)ばかりはそんな山津浪(やまつなみ)の痕跡(こんせき)などは何処(どこ)にもない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...阪神間には大体六七十年目毎に山津浪(やまつなみ)の起る記録があり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...地震の話からこの間の山津浪(やまつなみ)の話を持ち出し...
谷崎潤一郎 「細雪」
...渓流の水嵩(みずかさ)が増したために山津浪(やまつなみ)がありはしないかと村の人々が騒いでいるような朝のことで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...颱風の豪雨で誘発される山津浪についても慎重に地を相する必要がある...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
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