...立山様に参るのだといって歩いて行った老婆の話は...
石川欣一 「可愛い山」
...神山様(さん)の方の間違です...
石川啄木 「鳥影」
...「御家様、内山様が、おみえなされました」「ま――」里恵は、家老の来訪と聞いて、周章てて、客間の用意をさせていると「いや、かまうな、かまうな」と、もう廊下に声がして、内山が、入ってきた...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...も一人のお方は丸山様とかおっしゃいましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...丸山教の御開山様のようだ」と言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「加賀の白山様へはわたくしも...
中里介山 「大菩薩峠」
...御当家から園山様へ縁付かれた百枝様が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一手は園山様の勇三郎様に駆け付け...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――秋山様の仰しゃる通りでございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――親御の秋山様は浪人者の娘が嫁入りするのに街の明るいうちから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「白山様へ登るのだけはお止(よ)しなさいよ...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...狭山様に限っては特別のお方と存じましたから...
夢野久作 「暗黒公使」
...警視庁の狭山様の宛名にして遺言を書いていられたのでございますよ...
夢野久作 「暗黒公使」
...築山様は、元康が十五歳の時、今川一族の関口家から嫁いだのであるが、輿入(こしいれ)の折は、義元の養女という資格であったから、貧しい三河者の質子(ちし)である聟殿(むこどの)とは、その支度の善美や、盛装の眩(まば)ゆさは較(くら)べものにならなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...築山様は病室を出て...
吉川英治 「新書太閤記」
...築山様は、良人が素直であればある程、何か、理由なく焦々(いらいら)して、「すこし、伺いたいことがあります...
吉川英治 「新書太閤記」
...――殿、殿、はやお時刻にござりますが」「お出ましとな!」元康の答えぬうちに、築山様はそばから口を容(い)れて、「近頃は、夜中にようお留守がかさみますが、今頃からいったい、何処へお出(い)ででござりますか」「御館へじゃ」元康は、取り合わずに、すぐ起ちかけたが、築山様は、それだけの説明では気がすまないのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...決して忘れは致しません」「なアに鴻山様...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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