...もうすぐ山嶺を越えて海に出ます...
...今回の登山は、日本アルプスの山嶺を巡るコースです...
...山嶺には昔から独自の信仰が根付いています...
...この小説では、山嶺を越える冒険が描かれています...
...山嶺の景色はとても美しく、写真を撮りたくなります...
...前者は非常な困難をしながらも――あと九百歩で絶頂という所で三日二晩を天幕で送ったりした――ついに大きな十字架と重い測量機械等を山嶺まで運び上げた...
石川欣一 「可愛い山」
...この日もある人が晴れ渡ったモン・ブランを山嶺から山麓まで...
石川欣一 「山を思う」
...その地にそびゆるところの山嶺は...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...天神ツォイスを首にして「オリムピヤ」の山嶺に...
高木敏雄 「比較神話学」
...破濤のやうに連りわたつた山嶺は...
田山花袋 「歸國」
...山嶺(さんれい)をめぐり...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...多幸なる山嶺へ到達した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「白馬の頂(いただき)が見えました」「なるほど」その山嶺を仰ぎ見ますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...アイガーとメンシュの山嶺が遠く浮いてゐた...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...近来はヒマラヤ山嶺(いただき)の天文台で...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...極地に身を置き、山嶺に魂を晒し、さゝやかな結晶を遂げようとする作家の祈願は忘れたのか』と、こういう風な声はいつも私のなかで唸りつゞけています...
原民喜 「ある手紙」
...例ならず疾く起きいでゝ窓を開けば幾重の山嶺屏風を遶(めぐ)らして草のみ生ひ茂りたれば其の色染めたらんよりも麗はし...
正岡子規 「かけはしの記」
...紅葉する木立もなしに山深し千里の山嶺を攀(よ)じ幾片の白雲を踏み砕きて上り着きたる山の頂に鏡を磨(と)ぎ出だせる芦の湖を見そめし時の心ひろさよ...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...雪のきらめく山嶺とそこに孤独であってはじめて確保された唯心的で超歴史的な恍惚があります...
宮本百合子 「鉛筆の詩人へ」
...海の水平線も山嶺の空線も...
柳田国男 「海上の道」
...この中央の大山嶺は突如としてその美容を我々の眼前へ輝かし出したのである...
吉江喬松 「山岳美觀」
...この山嶺の永續性...
吉江喬松 「山岳美觀」
...その背後に寧ろ前面の頂上よりも高いらしい山嶺が三つ四つごた/\と重つてゐるのであつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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