...山北(やまきた)...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...山北鶴子と云えば...
江戸川乱歩 「鬼」
...君の一家は山北家は勿論(もちろん)...
江戸川乱歩 「鬼」
...被害者の山北鶴子は...
江戸川乱歩 「鬼」
...青山北町のその家に行きました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...午後二時四十七分山北發の汽車に乘ることと定めけるが...
大町桂月 「足柄の山水」
...哀れを止むる馬士歌の箱根八里も山を貫き渓(たに)をかける汽車なれば関守(せきもり)の前に額(ひたい)地にすりつくる面倒もなければ煙草一服の間に山北につく...
寺田寅彦 「東上記」
...家庭教師の山北道子と隆少年は...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...あれが山北さんか?」讃之助は全く驚いてしまいました...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...ロボットの笑い「何も彼(か)もお話し致しましょう」暫らく讃之助の様子を見て居た勢子――山北道子と名乗った不思議な女――は...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...山北駅まで杖をついて乗り出すより他はないのだ...
牧野信一 「剥製」
...女は山北の芸妓で...
牧野信一 「風流旅行」
...お前達もつれてヲダハラをたつとしようかな――トンネルが随分沢山あるぜえ! 熱海の道よりは少し陰気だけれど……山北に行くと機関車を後先きにくつつけたと思つた...
牧野信一 「冬の風鈴」
...東海道を行く人は山北にて鮎の鮓売るを知りたらん...
正岡子規 「墨汁一滴」
...またこの一族の祖先は一時神奈川県足柄上郡山北の川村という土地にいたことがあったので...
柳田国男 「故郷七十年」
...徴發され強奪された金額は、酒井清兵衛の千四百兩を最とし、酒井長右衛門の七百兩、五木田利兵衛の二百七十兩、横瀬忠右衛門の二百兩等等、山南山北、凡そ名ある豪農富商にしていたぶられざるはなく、殊に酒井氏は邸宅まで灰にされて、また起つ能はず、今は家人のありかを知る者すら無い...
横瀬夜雨 「天狗塚」
...美濃の泰山北斗(たいざんほくと)といわれた城は落ちた...
吉川英治 「新書太閤記」
...山北では汽車が轉覆して何百人かの死人が出たさうだ...
若山牧水 「樹木とその葉」
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