...山中暦日なしじゃあねえ...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...「はい、貴下様から――」「何刻であろうか、山中暦日無く、鐘声なし」半分、節をつけて呟きつつ、手早く、着物を脱いで「御免」兎のように、蒲団の穴へ入ってしまった...
直木三十五 「南国太平記」
...さて山中暦日なき深山のまこと鄙(ひな)びた山の湯に一夜の泊りをする時のうれしさ...
正木不如丘 「健康を釣る」
...「山中暦日無しというが...
吉川英治 「上杉謙信」
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